【✂️TOLACの詳細👶🏽】
インスタに載せていたものです。
もし、TOLACに興味があったり、
やってみたいなと思う方がいたら
お役に立てるかもしれないので、
TOLACをするにあたって
私が今回了承した条件等を
書き残しておきます。
病院によってもこの条件は違うので、
ご参考までに😌
《基本条件》
最も重大なリスクは、前回の帝王切開創部の子宮破裂で、起こる確率は0.5%程度。200人に1人くらいと言われている。厄介なことに、事前に予見することが難しく、慎重に児の心音を確認することくらいしか監視方法が無い。
子宮破裂が起こった場合は急激に著しく児の心音が落ちる為、その場合は躊躇なく緊急帝王切開とする。
⚜️トライアルの基本条件⚜️
・既往帝王切開は1度のみ
・子宮の切開は子宮下部横切開であったこと
・前置胎盤や低置胎盤でないこと
・単胎で頭位であること
・妊娠中毒症や高血圧でないこと
・促進剤の使用は一切しない
・体重増加が著しい場合はトライアル不可とする場合がある
(私は12kgまでと釘を刺された)
・その他医師が不可能と判断する材料がないこと

といった感じで、
基本的に医療介入はほぼしない
一言で言うなら
究極の自然分娩
でのトライになりますと説明されました。
全トライのうち成功率は7割ほど。
自然に陣痛がついた場合には、
8.5割程度の成功率になりますと。
但しこの場合の失敗とは、
子宮破裂ではなく、
微弱陣痛や旋回異常など分娩停止による
帝王切開切り替えを指すことが殆ど。
ちなみに、前回の帝王切開理由によって、
トライアルの成功率にも差があるが、
それをトライアル不可の条件とは
しないことが多い。
特に、前置胎盤や骨盤位(逆子)、
多胎の場合は母子共に
異常があってのことではないので、
一般的には成功率が高いとされている。
妊娠期間中に創部の厚みを計測して
トライアルの可否を判断する病院もあるけれど、私の産んだ病院では計測すらしなかった。
先生に確認したところ、厚みが直接
トライアルの成功・不成功につながるという
エビデンスは無いので、
よほどのことがない限りは
重要視しないとのこと。
私が調べた中では、
創部の厚みを基準として
取り入れている病院も結構あって、
大抵は2mmあれば🆗というものばかりでした。
自分が最終的に何ミリだったのかは
教えて貰えませんでしたが、
32wの頃には5〜6ミリはあると言われました。
それが良いのかどうかは不明。
産まれる時期については、
多少早産でも構わない、
むしろ小さい方が都合が良い
という感覚の先生もいました。
34w過ぎたらどんどん動いて
お産の促進をして下さいと。
出産予定日を過ぎてしまった場合は、
週に3回の診察で経過観察し、
経過が良ければ最長41w6dまでは待ちます。
それ以降は胎盤の機能が
急激に低下してくることがあるため、
42w0dで帝王切開となります。
促進剤は使わない、人工破膜等も
陣痛が来ていない時点では行わないとのこと。
(私は陣痛がきていたので、お産をすすめるために破膜されました)
無痛分娩の適応は、
不可能ではないもののおすすめはしない。
痛みが消えるため、どうしても
微弱陣痛になる可能性が高いため。
一般的にも、無痛分娩をすると
初産だと7割くらいが促進剤を
必要とすることが多い。
促進剤を使えないTOLAC下では、
そのまま帝王切開になってしまう確率が
かなり高くなる。
尚、ベビーが大きめである場合は尚更、
無痛分娩を選択すると
成功率が下がるので
絶対におすすめしないと言われました。
実際、私は痛過ぎて
無痛に切り替えてくれー
と叫び倒したけれど、
良い陣痛が来ている上に大きめベビー、
子宮口が7センチまで開いているので頑張ろう!って先生にも助産師にも言われて
絶望的に諦めました😭笑
けど、それが結果オーライ。
このサイズのベビーは
促進剤無しの無痛分娩では
まず経膣は難しかったと後から言われました。
吸引分娩や鉗子分娩といった
補助的な医療介入は必要に応じて
実施してくれるとのこと。
会陰切開は、医師が必要と判断した場合に実施。
TOLACでは早く出すことも必要なことなので、会陰切開の率は高めと言われました✂️🥶✂️
ベビーの分娩が成功した後に、
子宮が収縮する過程で
子宮破裂を起こすこともごく稀にあるので、
分娩後は直ちにエコーによって
創部の破裂がないか確認する。
長くなってしまったけど、
TOLACの条件はこんな感じでした。
病院によってかなり方針が違うので、
TOLAC検討される方の 
ご参考になればと思います🙏✨
ちなみに、促進剤の使用の可否は
結構まちまちで、
促進剤を使った計画分娩にて
TOLACを実施している病院もありました。
無痛分娩による
無駄ないきみが無い方が安全と
考える病院もあったし、
創部は正産期にCTスキャンというところも。
何が正しいのかは
誰にも分からないようですが、
取捨選択をするのは自分なので、
後悔の無いようにしっかり調べて、
自分が納得できる方法を
選べたらなと思います。
私は、家からアクセスが良かったことと、
特に自然やオーガニック、
医療介入無しということに
魅力を感じたわけではありませんが、
段々と強まる自然な陣痛下で
ゆっくり子宮を伸ばして
柔軟性をつけることで
子宮破裂を防ぐという方針に
賭けてみようと思い、この病院に決めました。

ちなみに、かなり有名な刑務所病院です(笑)
母が私の妹を妊娠中に
切迫早産になり大出血したのですが、
その時に救急でこの病院に…となったけど
母があそこだけは勘弁してくれと
懇願した病院だとか😅
かなり大きな総合病院で、
私が入院してる間に産まれた赤ちゃんは
なんと…50人😳😳🤯🤯

tolacをする人って、
かなり少ないと思ってたし、
そうそう簡単に出会えないと思ってたけど
病室の隣のベッドのママは
tolacしたママでした😧

tolacでのお産でしたが、
別にだからといってお産の間に
厳重な警戒体制をとられることもなく、
むしろその日は分娩が8人いたらしくて
私は放置されっぱなしでした。笑
20〜30分に一度、助産師が
どうですかー?って聞きにくるくらい。

モニターと点滴ついてるので、
動くに動けなくて
ベッドの上でひたすら悶絶してました。
楽な体勢とか探せませんでした。

子宮口全開手前では、
マジで破裂しないか心配で怖いから
助産師捕まえてほんまに大丈夫か?て
何度か聞いたのですが、

『大丈夫ですよ👌🏽そう滅多におこらない。
ちゃんとモニターで心音聞いてるし、
なーんにも問題ないですよ👌🏽
赤ちゃんも元気!』
って感じでまぁ軽い。

結局、子宮口が全開になるまでは
ほぼ1人で耐えてたのです。笑
ほんまに、めっちゃ叫んでも
だーーーーれも来ないwww

ある意味、tolacってこんなもんなん?って
安心すら覚えました。

後から聞いた話ですが、
年間で相当な数のtolacを扱ってるので
そんな特別扱いはしてないそうです。
(モニターは凝視してるとのこと)

ちなみに、過去10年で
子宮破裂は1件あったそうです。
(母子共に無事)
医師としては、
『僕らでも滅多にお目にかかれないこと』
と言い切ってました。

ただ、退院検診の担当だった先生は
ごく最近この病院に赴任してきたらしく、
tolacだったことをエコーで知ったもよう。

あれ?子宮に傷跡あるね?
しかも薄い?
ん?バイバックだったの?

ってしかめっ面。

同席してた助産師はベテランで、

あ、そうそう、◯◯さんは
今回tolacですよー♪

とめっちゃ普通。

先生は何とも言えない顔しながら、
子宮破裂しなくてよかったね🙄
って言いました。

言葉にはしないけど、
『そんな怖いことよくやったな』

って顔に書いてありました。笑

ちなみに、次もしまた妊娠して、
問題無ければtolac出来るんですか?
と聞いたのですが、

『私この病院に来て間もないの。
今までtolacなんて取り扱ったことがなくて
その質問には答えられないわ、ごめんね。』

と言われました。

すかさず助産師。

『今回と同じ!問題がなければ出来るし、
帝王切開を選ぶこともできる。
2回目3回目とtolacする人もいるよ!』

って回答してくれました。

この病院では全ての産婦に

二歳差以上の間隔で次の妊娠

を推奨しています。

かなり強めな母乳育児推奨病院なので
出来れば2歳半までの授乳というのも
あるだろうし、
2年あけることで
低体重児出生のリスクが下がるんだそう。

少し不謹慎ではあるけど、
tolacなら少し低体重で出てくれたほうが
都合が良いのでは?
と3844gに苦しめられた私は
ひっそりと思うのでした…🤫