藍染め染料の製造期間を短縮 青森の舩沢さんが特許
青森市の道の駅なみおかアップルヒルにあおもり藍(あい)工房を開設している舩沢陸郎代表(64)が、原料の藍を冷凍・乾燥させることで藍染め天然染料の製造期間を約10分の1に短縮する画期的な製造法の特許を取得した。舩沢代表はこの製造法が藍染め振興へのきっかけになれば―と期待を寄せている。
この製造法は、原料の藍の生葉を冷凍・解凍し、葉の細胞を破壊させることで、中に含まれる色の元になる物質の化学 変化を進め、天然染料にするもの。
染料製造には通常100日間かかるが、冷凍・乾燥する製造法だと、10日間で済むという画期的な方法。舩沢代表が自然凍結した藍の生葉を観察した結果、発見したという。
舩沢さんは、24年ほど前から独学で藍染めと藍の栽培研究に取り組んでおり、2001年にこの製造法を開発、特許出願した。
同工房では染め溶液を藍染めに適するアルカリ性に保つため、従来用いていたカセイソーダをホタテ貝殻焼成カルシウムに置き換えて、においの軽減や鮮明な染め上がりなどの成果も上げている。
舩沢代表は「この製造法を活用して藍染めが振興し、遊休地での藍栽培などに発展してほしい」と期待している。
出典:陸奥新報