高橋是清、佐々木常夫さん(経営コンサルタント) 運が良い | ドラ ワンコのブログ

ドラ ワンコのブログ

心の感じるままに



高橋是清さんは一般的には不運と思える事、

9歳で養子に出され、その先で優秀であった為 

藩のアメリカ留学生に選ばれアメリカに渡った

にはよいが引き取り先の主人に騙され使用人

として売られてしまう。そこから脱却するため

自分で考え日本領事館をみかたにつけ成功

する。日本に帰国してから先物取引人に騙され

多額の損失を出す。またペルーの銀山開発の

話に乗り会社を設立するがペルーに視察に

行くと銀は堀つくされ廃坑になっていた。

ここでも大きな損失を出す。ここで彼は物事

基礎から始める事と日銀に入り下働きの事務

職から始め現場を習得する。これが幹部と現場

を繋ぐ。日銀のビルを建直す時に幹部は1,2階

を石作りを主張したが、これでは予算を上回る故

不可、そこで彼は1階を石作り、2階を木造にし

外壁に薄い石を貼り付けて予算内に収め、外観

機能、両方とも幹部を納得させたのである。

そして後に日銀の総裁になるのである。彼は

「失敗は数々するが何時も自分が運が良いと

思っていた」と言っている。失敗の原因を見極め

自分で解決策をあみ出し次につないでいた。

 佐々木さんも自閉症の長男、肝臓病とうつの

妻の面倒、3人の子育て、仕事、その仕事も下請け

の出向、数回の単身赴任転勤と傍から見れば

過酷とも見える生活、しかし家庭と仕事を両立

させ会社のトップにまでなった。佐々木さんも

自分で問題解決策を考え実行し成功した。そして

「自分は運が良い」とおっしゃる。

まったく高橋是清と重なる。佐々木常夫さんは

現在の高橋是清か!!

今一つ2人に共通点があった。それはとても

人なっつこい性格だ。佐々木さんは東レ時代

部下を家族のように愛情を注いでいたそうだ。