こんにちは、RDクリニックです♪
今日は再生医療をおもしろく学べる、ちょっとしたトリビアをご紹介します。
髪の毛が痩せたり、ボリュームが減ってしまったり…。
髪のお悩みはお肌の老化と同じくらい、悩ましいものです。
「お肌が細胞で若返るなら、髪の毛もフサフサにできるんじゃない?」
そんなことを思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
再生医療によってつくれる(可能性の高い)臓器は「比較的単一の種類から構成される臓器」といわれます。たとえば皮膚や角膜、血管、骨、軟骨、神経などは現時点で「つくれる臓器」と考えられています。
逆に種類の違う複数の細胞群から構成されている心臓や肝臓、腎臓、そして指や手足なども血管や骨、筋肉、皮膚などから構成されているため難しいとされています。
では髪の毛はどうかというと…。
指ほどは複雑ではないのですが、毛包幹細胞と色素幹細胞という2つの細胞を再生する必要があるため、難題の部類に入ります。
過去に毛包幹細胞だけを使ってマウスの背中にヒトの毛を生やすことに成功した事例があるのですが、その際は白髪でうぶ毛のような毛髪しか作ることができませんでした。
みなさんが期待するような「ツヤツヤでコシのあるフサフサな黒髪」とはかなり違います。
ということで、髪の毛の再生は残念ながら現段階では難しいとされています。
食生活はもちろん、日頃のヘアケアを念入りに、健康な髪の毛を保つ努力が必要ですね。