メルヘンの弊害 | 愛され笑顔|北村みはる

メルヘンの弊害

神保町の本屋さんで興味深い本を見つけました。

1990年に書かれた比較的新しい本で

その名もズバリ「グリム童話」鈴木 晶著です。


ペラペラとめくった時に

”白馬にまたがった王子様がいつか自分を迎えに来る”

という夢を抱いている女性は多いが、

そのイメージは、人間の本質を象徴するイメージなのか

それとも”メルヘン”に盛り込まれたメッセージなのか・・・


つまり、若い女性がこのような夢想にふけるという事実は

女性が本質的に受動的であることを意味しているのか

それとも「女性は受動的に待つべきだ」という

メッセージによって「洗脳」された結果なのか。


といった部分に魅かれ購入してしまいました。


私たちの現在生きて行く中で

本質的なものと

繰り返し聞かされた昔話等の影響で

”洗脳”されたしまったもの・・・


アサーションで言うところの”思い込み”が

どれだけ自分の心をしばっているのかという事を

紐解くことになるかも・・・という期待と共に読み進めて行きました。


メルヘンの中ではとにかく女性は”黙って待つ”が美徳とされます。


たとえば、白雪姫。

ここでは、白雪姫は意地悪なお妃に騙されて”毒りんご”食べてしまって、

(というより、口車に乗せらて自ら”毒りんご”をで食べてしまったという自己責任なのですが・・・)

仮死状態で”白馬に乗った王子様”を待つという究極的な受け身の態勢。


ラプンツェルのように塔の中で王子様を待つという受け身の態勢。


眠り姫のように針で指をついて眠ってしまい、王子様を待つという受け身の態勢。


このような受動的なものが幸せを運んでくる。


さらに「12人の兄弟」や「六羽の白鳥」などでみられる

6~7年黙って一言も口を聞かなければ呪いをかけられた兄弟を助ける事が出来る。


などなど、「男は黙って・・・」というような宣伝がありましたが

女性は「黙って待つ」のが幸せになるというメッセージが盛り込まれ

知らず知らずのうちに私たち女性の心に刷り込まれたいたのかも・・・

という恐怖すら感じました。


私たちが普段何気なく読んでいる昔話、

他人とする何気ない会話・・・

この中で心を縛り付けてしまうものが潜んでいるのだと

改めて感じました。