先月、唐招提寺で特別公開されていた、国宝の鑑真和上座像と東山魁夷画伯の
障壁画を拝観してきました~
唐招提寺では、鑑真大和上の命日にあたる6月6日にあわせて遺徳をしのぶ
「開山忌」が営まれ、御影堂の特別拝観、国宝・鑑真和上坐像と東山魁夷画伯
奉納の障壁画も特別公開されていますが、例年は3日間のところ、鑑真和上が
亡くなって1260年の節目にあたる今年は、5日間に延長されていました
唐招提寺は高校・大学時代に寺好きな友人たちとよく訪れていた場所で、
最近ではうちのだんなさんと2018年に行ったんですが( 「奈良の世界遺産
唐招提寺♪」 )、開山忌の時期に行ったのは一度だけ。
大昔、直前で知って、東山魁夷の障壁画見たさにひとりで行ったんです。
初日で平日でかなり早く着いたからか並んでる人も少なくて、お堂に入って
障壁画に感動しているとそこへ鑑真和上像が運ばれてきて、するとそれまで
立って障壁画を見ていた人たちが像の前に集まってきて、みなさん一斉に
正座して手を合わせて…
「なんかドラマ見てるみたいー!」(若かったなぁ~)
と思ったのを強烈に覚えています!
でもそれ以後、縁がなかったのか日程があわない年が続くうち、行くこと
すら忘れてしまっていました。
それが偶然なにかで見かけたんですよねー
今年は6月3日(土)から7日(水)まで5日間もあるって
久しぶりに私に行けっていうことかしら~
3日と4日の土日は前回書いたとおりキャライベがあるし、やっぱり無理…
と思っていたら、うちのだんなさんが6日の昼から代休取れることになって、
雨のなか急遽車で出発しました~
着いたのはお昼もかなり過ぎたころ。
いつも電車か先にお参りする近くの薬師寺の駐車場に入れるので、
唐招提寺の駐車場って初めてだったんですが、満車に近い感じ~
さらに境内に入って、鑑真和上像が安置されている御影堂の近くまで
行くと、雨の中傘を差しながら待ってる人の長蛇の列ーーーーー
閑散とした唐招提寺(そこが好きなんですが…)しか記憶にないので
本当に驚きました!
整理券をもらいに行ったら、この列は14~15時の枠の列で、私がもらった
最後の15~16時の枠の人は45分ぐらいしてから並んで下さいとのこと。
う~ん、45分じゃ境内じっくり見てまわる余裕はないから、今日は
さらっとね~
金堂(国宝)では…
薬師如来立像(国宝)、盧舎那仏坐像(国宝)、千手観音菩薩立像(国宝)
などをみて…
講堂(国宝)では、弥勒如来坐像(重要文化財)はいらっしゃったんですが、
持国天立像と増長天立像は他所へ出張中でした
何種類もの蓮が育てられていました
一度も入ったことがない収蔵庫である新宝蔵も期間限定で公開
されていたんですが、時間足りなかった~
余裕見て30分過ぎに戻ってくると、前の時間枠の人の長~い列はなくなり、
私と同じ最後の枠の列(といっても結構並んでました!)にしばらく並んで…
御影堂の入り口のところで記念品を頂いて…
もうすぐ
去年修復が終わった御影堂はとても美しく、もらった袋に靴を入れて
中に入り進んで行くと…
東山魁夷画伯の障壁画に囲まれて、鑑真和上像が安置されていました!
御影堂内で購入した大判のお写真
ここでも列に並んで、お坊さんのお声がけで4人ずつ像の前でお焼香させて
頂き、あとはそのまま帰ってもよし、後方のスペースで少し休んでもよし。
すぐ帰られる方が多くて座れそうだったので、しばらく障壁画を眺めながら
過ごさせて頂きました。
あれだけの大作、じっくり見ないともったいないからねーーー
境内の売店で障壁画の絵はがきも購入
御影堂から出てくると、閉門の時間が迫っていました
急いで鑑真和上の墓所である開山御廟にお参りしたんですが…
その手前にあった苔が、今まで訪れたなかで一番鮮やかな
素晴らしい色をしていて… もっとゆっくり見たかったなぁ!
御朱印(この日は書き置きのみでした)も頂きました
少し慌ただしい拝観になってしまいましたが、何十年ぶりに特別拝観の
時期に行けて本当によかったです。またいつか~