先月、大阪市立美術館で開催されていた
フェルメールと17世紀オランダ絵画展 に行ってきました
今回のお目当てはもちろん、修復されたフェルメール
17世紀オランダを代表する画家ヨハネス・フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は、
1979年のX線調査で壁面に キューピットが描かれた画中画が塗りつぶされている
ことが判明したのですが、長年その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきました。
しかし最新の調査結果として上塗りが行われたのはフェルメールの死後であることが判明。
2018年にすべての上塗りを取り除くことが決まり修復開始。
修復後、2021年9月に所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館でお披露目され、
今年2月からは東京、北海道、大阪、宮城と巡回中。
所蔵館を除いての世界初公開となりました。
レンブラントなどオランダの画家たちの作品を鑑賞したり、修復に関する映像やパネルを
見たあと最後のお部屋にくると、一方の壁には修復前の複製絵画、反対側の壁には修復後
の本物の絵と、ビフォーアフターが比較できるように展示されていました。
比較的空いてそうな平日の午後遅めを狙って行ったんですが、期待通り混んでいなかった
ので何回も往復しながらじっくり鑑賞できました。
気になったのは…修復後の絵、修復前のより上下が少しカットされてるような…。
それに…
画家が亡くなったあとに他人が勝手に手を加えるのはよくないと思うけど…
でも消した人の気持ちもわかるような気も…。
私的には修復前の絵のほうがスッキリしてて好き…かなぁ