おはようございます、一ノ瀬 ユイです🌈

 

 

明日の21時30分に乙女満月を迎えますね。

 

 

最近、本当に時間が早く経ってしまうので、

 

1日24時間はきっと思い込みだろう、なんて思ってしまう今日この頃です。

 

 

 

さて、2月は、旧暦(月の暦)による新年の月で、

 

今月から辰年の事象・象徴が実現し始めると考えられています。

 

 

 

九星氣学では、

 

運気のサイクルは、大枠で180年あり、

 

その中で、9つの区分(氣運)があるとされ、

 

1つの氣運は20年続き、

 

今年は最後の第9運の20年が始まった、といわれています。

 

 

ちなみに、先日の旧正月以前は第8運・八白土星の氣運だったようで、

 

木・山のエネルギーの20年が続いていたそうです。

 

 

第9運は九紫火星で、火を司る象意を持ち、

 

無形や加速といった作用がこれからの20年を左右するといわれています。

 

 

 

私は専ら占星術ばかりに触れてきましたが、

 

もっと東洋思想を吸収せねば、と考えているところです。

 

 

 

 

私は五黄土星の寅年生まれで、

 

占星術でいえば、不動(固定)宮の蠍座の象意と似ているところがあります。

 

 

それは「腐敗」と「再生」、「大いなる循環」です。

 

 

 

蠍座は、現代では冥王星をルーラーとし、

 

古代では火星をルーラーとしていましたが、

 

私の薄っぺらい見解では、

 

物質的・現世的・表面的には、火星の象意が強く見られ、

 

精神的・神秘的・根本的には、冥王星の象意が働く、という感じに捉えています。

 

 

 

 

ま~た話が逸れてしまいそうなのですが、

 

もう1つ、ふと感じたことを垂れ流したいと思います。

 

 

 

20年サイクルといえば、

 

占星術では木星と土星のグレートコンジャンクションのサイクルが連想されます。

 

 

 

2020年の年末にグレートミューテーションを伴ったグレートコンジャンクションがありましたので、

 

 

次のグレートコンジャンクションは、20年後の2040年です。

 

 

 

冥王星が本格的に水瓶座に入ってもいないのに、

 

2043年に冥王星が魚座にイングレスする未来なんて、

 

全く想像もできないのですが、

 

それくらい、社会天体(木星&土星)が司る大きな枠でのサイクルは、

 

もうお手上げしながら、できることを淡々として、

 

人生を受け入れていくしかないのだなぁと感じてしまいます。

 

 

 

 

私は現在火星期を歩んでいますが、

 

中年の危機の前の自給自足の喜びを味わう前の受難の時期にありますが、

 

苦しみや逆境、未知の体験が無ければ、

 

喜びや安らぎといった幸福を味わうことなんてなかったのだろうと感じながら、

 

長らく続いている全身の筋肉痛と精神の緊張にほとほと疲れているのも事実です(苦笑)。

 

 

 

なぜこのような話に着地したかといいますと、

 

今回の乙女座満月のホロスコープは、

 

6ハウスの太陽と12ハウスの月による満月だからです。

 

 

 

どちらのハウスもアヴァージョンのハウスで、

 

根底にある象意は

 

「拘束」や「隷属」、「監禁」といったものがあります。

 

 

 

6ハウスであれば、自己管理、責任、義務、就労、健康などについて、

 

12ハウスであれば、個人の無意識、非物質的な作用、秘密、罠、不可解な事象などについて、

 

どちらの領域も、コントロールが利かない状況を体験させる場所を象徴します。

 

 

 

それでは、満月図を見ていきたいと思います。

 

 

*2024年02月24日21時30分・ホールサインハウス*

 

***

 

1ハウス=天秤座 ⇒ 金星がチャートルーラー

 

:ドラゴンテイル

 

5ハウス=水瓶座 ⇒ 土星 / 天王星がルーラー

 

・冥王星

・火星

・金星

 

6ハウス=魚座 ⇒ 木星 / 海王星がルーラー

 

・水星

・太陽

・土星

・海王星

 

 

7ハウス=牡羊座

 

:ドラゴンヘッド

 

8ハウス=牡牛座 ⇒ 金星がルーラー

 

・木星

・天王星

 

10ハウス=蟹座 ⇒ 月がルーラー

 

・MC

 

 

12ハウス=乙女座 ⇒ 水星がルーラー

 

・月

 

***

 

 

ホロスコープ全体を見ますと、

 

月が12ハウス@乙女座でシングルトンの位置にあり、

 

その他の天体は、西半球に集まっています。

 

 

 

満月は、太陽と月の間に地球がある物理現象であるとともに、

 

心という宇宙において、両極が引っ張り合っている状態、

 

つまり、対立と補完という意味において、「膨張のピーク」を意味します。

 

 

 

ホロスコープをどこから読むか、についてですが、

 

①1ハウス ≒ ASC

②月

③太陽

 

の3つは定石ですが、

 

①は、個人的な目線だけでなく、

 

地平線に目線を合わせるという意味では、

 

普遍的なリーディングをするための起点です。

 

 

 

月は、心を象徴する天体ですので、

 

個人的な鑑定やホラリー的な視点において、

 

極々親しい間柄、または、密な関係性における

 

「寄り添うことができている人の目線」といえます。

 

 

 

太陽は、月よりも、対外的・社会的な印象が強いとはいえ、

 

個人の意志に沿った視点です。

 

 

 

①の1ハウス=地平線の目線を「始まり」と定義するかどうかも

 

占断者の判断や経験値によりますが、

 

私の場合、「時間は未来から流れる」という意識を持っていますので、

 

必ずMCも起点の1つに入れます。

 

 

MCは9ハウスから11ハウスまでの3つのハウスを動きますので、

 

1ハウス=地平線との角度や位置関係において、

 

その日の全体の意志の総意が、

 

個人の流れに焦点が注がれるのか、

 

社会の流れの作用を強調しているのか、といったことが判断材料になります。

 

 

 

…っと、講釈はこの辺にして(笑)。

 

 

 

シングルトンの月は、12ハウスで囚われていますが、

 

無意識の領域において、物質的な縛りはありません。

 

 

対して、土星と近い太陽は、現実的な拘束を受けています。

 

 

 

太陽が位置する6ハウス@魚座は、

 

木星によるレシーヴを辿ると、

 

木星は射手座@3ハウスとも関連します。

 

 

 

太陽が土星と、6ハウスにおいて義務を負う体験をする上で、

 

3ハウスの象意である、

 

身辺の状況、通信、兄弟姉妹、小旅行、初等教育、言語などにおいて

 

「気を引き締める」、

 

もしくは、「必要に迫られる」といった作用が暗に示されています。

 

 

太陽が魚座に位置することで、

 

土星からのバックアップに頼ることになりますが、

 

それは、言い方を変えると、

 

「突きつけられる要求を引き受けること」となります。

 

 

ホロスコープの全体像から見て、

 

その要求から逃れたくなるように、

 

5ハウスの火星と金星が強く働きますが、

 

その方向に逸れてしまうと、

 

後々面倒なことになりそうな暗示があります。

 

 

 

 

土星の働きは、

 

・山羊座@4ハウス

・水瓶座@5ハウス

 

の2つの場所に紐づいていますので、

 

先ほどの太陽が受ける義務が、

 

4ハウスの家庭や近親者、プライベート空間において、

 

5ハウスの娯楽やギャンブル、恋愛、子ども、創造性において波及することを示します。

 

 

もう1つ付け加えますと、

 

太陽と近い水星の働きは、

 

・双子座@9ハウス

・乙女座@12ハウス

 

の2つの場所と紐づいていますので、

 

特に太陽に対して、

 

個人的な学び(9ハウス)と、

 

精神的な受難(12ハウス)に関連があります。

 

 

 

特に、12ハウス@乙女座は月が位置していますので、

 

「言葉にできない気持ち」や「誰にも理解されない悩み」について

 

刺激や煽りが与えられる、といった解釈ができます。

 

 

なぜなら、ドラゴンテイルが7ハウス@牡羊座に位置し、

 

ドラゴンテイルは1ハウス@天秤座に位置しているからです。

 

 

ドラゴンヘッドは、「勇気が必要なこと」という意味で、

 

向かうべき方向、前進して味わうべき体験を示し、

 

 

ドラゴンテイルは、「馴染みのあること」という意味で、

 

固執や執着、過去の記憶やそれを再現しようとする癖を示します。

 

 

 

聴こえは悪いですが、

 

「惰性」や「見掛け倒し」、「八方美人」な在り方から、

 

他者や社会に対して掛け合う際に、

 

「自分の意見や気持ちを明確に伝える」

 

ということが、満月図が示すサインといえます。

 

 

 

月は蟹座のルーラーで、

 

10ハウス@蟹座にはMCが位置しています。

 

 

 

乙女座の月は、12ハウスに位置していることも相まって、

 

内向的・保守的な姿勢を示します。

 

 

なぜ、月は心を閉ざそうとするのか、

 

なぜ、心は傷つかないようにするのか、といいますと、

 

「自分」という実態・存在が変わってしまうことが怖いからです。

 

 

 

私たちは毎日、眠りにつき、

 

毎日生まれ変わりを経験しています。

 

 

 

毎日、膨大な情報処理や思考、感情を体験していることは

 

身体と心に任せて、

 

自分という存在・座標の時空間の中で、

 

何1つコントロールできず、

 

身体の限界が来るまで、「現実」を目撃しています。

 

 

 

脳が不要な情報をカットするのと同じように、

 

心も、無尽蔵に飛び交うエネルギーや情報を飲み込まないように

 

「膜」を張って、自分を守ろうとするのです。

 

 

乙女座の月は、12ハウスにおいて、

 

太陽という現実に立ち向かう主体的な自分が受ける

 

あらゆる外界からのフィードバックや刺激、情報を

 

無意識の領域へと逃がしています。

 

 

 

その心の動きは普遍的で、

 

明日の満月だけの話ではありませんが、

 

満月図の象徴として、

 

ショックな出来事や耐えがたい苦痛、自分のキャパシティを超える物事に遭遇した際は、

 

「受け入れるけれど、自分で全部完璧にしようとしない」

 

という意識が重要になります。

 

 

 

太陽と月が向き合う時、

 

月は、「太陽の反対の地点=地球星座」と重なることになります。

 

 

 

対立・補完の関係であるオポジションのアスペクトは、

 

「言って帰ってくる」という見方をするならば、

 

「半分真に受けて、半分受け流す」

 

というスタンスと言い換えることができます。

 

 

 

月を自分とする時、

 

他者は太陽となり、エネルギーの供給源となり、

 

太陽を自分とする時、

 

他者は月となり、エネルギーの受容体となります。

 

 

 

話があちらこちらに行きましたが、

 

満月図のシンボルとして、

 

「敵と味方」や「白黒」といった個人の色眼鏡でジャッジする癖ではなく、

 

「未知=旨味」として、

 

新しい他者・社会との関わり方を試すことが運を味方につける、という風に見受けられます。

 

 

 

アスペクトをすべてピックアップはできませんが、

 

明確に、金星と木星のスクエアが、目を引きます。

 

 

 

5ハウスの金星は、自分自身の喜びに対しての欲望を表し、

 

8ハウスの木星は、自分の物ではない資産や近親者の動向とその影響を表します。

 

 

どちらもベネフィック(吉星)ですが、

 

1ハウスは天秤座と重なり、金星はチャートルーラーで、

 

金星は火星と近いことも相まって、

 

「自分の思うとおりにしたい」という欲求が強くなります。

 

 

それを裏から土星が制御する働きがありますが、

 

その土星の働きを素直に聞き入れることは、

 

6ハウスの太陽が受ける拘束的な状況を受け入れることが重要になります。

 

 

 

品位・品格における1つの説では、

 

冥王星は水瓶座でイグザルテーション(高揚)となるようです。

 

 

火星と冥王星がコンジャンクションすることで、

 

5ハウス@水瓶座の象意も相まって、

 

「自分本位」や「支配欲」、「強欲」が、

 

自分の裁量の範囲を超えてしまわない意識をすることが、

 

回り回って、月が傷つかず、

 

状況が悪化せず、

 

近親者とのいざこざや争いが生まれないコツではないかと思います。

 

 

かといって、それは相手も同じですので、

 

自分の主張は伝えることは怠ってはいけない、

 

というところが、今回の満月図の肝となるところです。

 

 

 

まとめますと、

 

・状況的に受け入れざるを得ない現実を受け入れること

 

・自分の裁量の範囲・規模を超えて暴走しないこと

 

・自分の気持ちを守るために、主張をすること

 

・自分と相手がどれほど仲が良くても、節度を持つこと

 

・自分の欲求を満たすことと、環境や社会に求められる義務を両立すること

 

の5点が、現実に体験されるだろう暗示です。

 

 

 

 

 

結局のところ、私たちは「自分」という実体のない性(さが)を守りたいがために、

 

自分と他者のどちらをも疑ってしまう寂しい側面を持っていることを

 

どこかで諦めて(明らかに見て)、

 

それは誰もが同じなんだと、

 

どこかで認めて(肯定して)、

 

6ハウスと12ハウスの受難的な現実を

 

「救いようのない悲しい現実」ではなく、

 

「起こるべくして起こった1つの通過点」と見ることが

 

自分や他者に優しくなれる視座(MC)なのではないかと思います。

 

 

 

 

昨日、「運は自己管理」という言葉に出会いました。

 

 

運は、大いなる運命の流れと、

 

自ら動くことで流れる小さな波と、

 

大きく分けて2つあるかと思います。

 

 

自己管理できることといえば、

 

自分の健康や言動、自分との関係性、気持ちの持ちよう、機嫌だったりと、

 

後者の、小さな波(波紋)です。

 

 

 

あんなに頑張ったのに!

 

言われたことはやってやったじゃないか!

 

ということさえも、

 

あなたの選択でしょ?と言われたら、

 

正直なところ、腹が立ってしょうがありません。

 

 

 

とはいえ、腹が立ったら、腹が鎮まる時も必ず訪れます。

 

 

 

ですから、私はやっぱり、

 

「今できることを淡々と、粛々と」

 

というスタンスが一番平常に繋がるのではないかな、と思います。

 

 

 

あ、木星が太陽と月を調停する天体であることを書き忘れるところでした。

 

 

8ハウスの木星が、太陽と月の拘束された状況(吊るされた男的なシンボル)に対して、

 

近しい距離で、私たちの味方になってくれる存在といえます。

 

 

 

その存在の助言を聞き入れることが、

 

天王星とのコンジャンクションと、

 

5ハウスの金星、

 

そして金星が支配する天秤座=地平線の目線と繋がります。

 

 

 

「損して得を取れ」じゃないですが、

 

まずは、相手の話を聞いてから、

 

自分の要望を伝えることで、状況を把握していけば、

 

巡り巡って、自分の求めていた安らぎと喜びが与えられる、

 

そんなメッセージも付け加えておきたいと思います。

 

 

 

12ハウスの月は、

 

マリオでいえば、囚われたピーチ姫で、

 

6ハウスの太陽は、

 

そのピーチ姫を助け出そうと奔走するようなものかもしれません。

 

 

必ずゴールはあり、

 

やるべきことは、進み続けること。

 

 

それは、自分を労ること無しには成就しません。

 

 

 

あなたの目に映る現実がどのような状況であったとしても、

 

必ず恩恵が潜んでいて、

 

その気配を予感する瞬間が訪れますように…🌟

 

 

 

長くなりましたが、

 

「自分に優しくすることは、世界を優しくすること」

 

というスローガン(笑)の下、

 

自分を大切にする人生を送っていきたい、としみじみ感じる一ノ瀬 ユイでした🌈

 

 

喜びが安らぎを連れて来る満月でありますようにお祈りしています🌟

 

 

それでは、また!

 

***

 

【一ノ瀬 ユイ】現在の活動内容

 

〇占いサイト・Lani様にて、西洋占星術講座を執筆させていただいています ⇩ 

 

 

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