こんにちは、一ノ瀬 ユイです🌈
今更、と言うのは言い過ぎかもしれませんが、
1年の始まりとして
「太陽の山羊座入り=冬至」を放置したままではいけないと思い、
前々から言っていました、
冬至図のホロスコープのリーディングを書いていきたいと思います。
「1年の始まり」には複数あります。
①誕生日:太陽回帰
②冬至:太陽の陽氣の切り替わり=地球上のサイクルの始まり
③春分点:宇宙規模のサイクルの始まり
①は、個人の太陽の刷新・生まれ変わりを意味し、
②は、「太陽=生命エネルギー」という定義・前提をもって、
地球に住まう生命体にとっての自然の摂理のサイクルを意味し、
③は、大きな枠組みで見た時に、
牡羊座=春分点に太陽が入る「サインのサイクル」の始まりを意味します。
それぞれの始まりを「ある一側面の起点」と捉えると、
誕生日は内なる宇宙の起点となり、
太陽が山羊座に入り、陽のエネルギーの起点となる冬至は、
自然の摂理の起点となり、
太陽が牡羊座に入り、サインのエネルギーの一巡の起点となる春分は、
宇宙の摂理の起点となります。
自然の摂理と宇宙の摂理は、
規模が異なるだけでなく、
「対象」が異なります。
地球上に住まう私たちにとって、
根本的な始まりは、実は冬至であることは、
何だか不思議な感じがしますが、
現実的にも、科学的にも、身体的にも、精神的にも理に適っていることを
ここで改めてお伝えしたいと思います。
私が「冬至=起点」という概念・発想に出会ったのは、
ある有名なYoutubeチャンネルで、
大御所の方が、「春分図よりも冬至図を重んじる」という発言をされたことでした。
日本では4月から始業・就業が切り替わるので、
なんとなく春分の方が「1年の始まり」に似つかわしい、
みたいな発想になりやすいのですが、
東洋思想でいえば、太陽が山羊座に入る冬至点の方が、
「太陽の芽」じゃないですが、
新しい太陽の息吹が生まれる日として考えられます。
ということで、
1ヶ月近く遅れの冬至図のリーディングを書いていきたいと思います。
***
・昼のホロスコープ:太陽主導
・吉星:木星 > 金星
・凶星:土星 > 火星
・チャートルーラー=火星
・ジョイの天体:土星@12ハウス
*
・ドラゴンヘッド:牡羊座@1ハウス
ドラゴンテイル:天秤座@7ハウス
・太陽:山羊座0度@10ハウス
・月:牡牛座@2ハウス ⇒ 高揚 / エグザルテーション
・水星:山羊座1度@10ハウス ⇒ コンバスト
・金星:蠍座@8ハウス ⇒ デトリメント
・火星:射手座@9ハウス:チャートルーラー
・木星R:牡牛座@2ハウス
・土星:魚座@12ハウス ⇒ ジョイ
・天王星R:牡牛座@2ハウス ⇒ フォール
・海王星:魚座@12ハウス ⇒ ドミサイル
・冥王星:山羊座@10ハウス
***
・起点①:牡羊座のドラゴンヘッド&火星:射手座@9ハウス
⇒ 内なる真理を追究する1年となる
・起点②:牡牛座の木星R&天王星R@2ハウス + 月
⇒ 肥大し、攪拌され、遠心力により炙り出され、視覚化・明確化された物事を見直す流れにある
・起点③:山羊座@10ハウスの太陽&水星
⇒ 客観的な視座より見える物事を認め、創造・維持・破壊の選択をする1年となり、
その選択による分岐が、未来となり、これから歩む登山と波乗りの動機となる
・起点④:土星&海王星:魚座@12ハウス
⇒ 現実面には土星の働きを、精神面には海王星の働きをそれぞれ取り入れる姿勢が
「無為自然」の境地を呼び込む
・起点⑤:山羊座@10ハウスのMC&冥王星
⇒ 「捨てる」や「退く」、「手放す」ことが結果&始まりとなることを受け入れ、
先だって、目に付くものの整理をし、身軽になっておくことが好ましい
***
それぞれの天体が持つ働きを詳細の解説&説明は省きますが、
土星と海王星が、別々の物事・事柄における「頂点」に君臨していることが分かります。
海王星を頂点とし、天王星と冥王星の小三角がずっと形成される状態が続いている中、
(冥王星が水瓶座に移る1月末と、山羊座には戻らない11月末で小三角は解除される予定です)
この冬至図では、土星を頂点とし、太陽(&水星)と月による小三角も形成されています。
また、天王星Rとオポジションの配置を取っている金星に対し、
海王星は調停の立場を取っています。
冬至図の天体の分布を見ると、
北半球には、2ハウスの月・木星R・天王星Rのみで、
他の7天体は、
8ハウスに金星、9ハウスに火星、10ハウスに太陽・水星・冥王星、
12ハウスに土星と海王星が位置していますので、
南半球に天体が集中しています。
冬至図の時、2ハウスの木星Rと天王星Rはともに逆行中でした。
元旦を迎えた日に、木星は逆行から順行に転じる留の状態だったことを考えますと、
逆行中の天王星Rへの接近が近づく中、
冬至図から窺えることは、
木星という嵐の遠心力と、天王星という稲妻(と雨雲)の中に
月が入っていくことから、
「心」を掻き乱される出来事に遭遇する・体験することが示されている、いえます。
月と太陽は度数ピッタリでのトラインですので、
これは「織り込み済み」もしくは、「シナリオ通りの流れ」と読むことができます。
土星が魚座にある時期と
冥王星が山羊座にある時期、
そして天王星 + 木星が牡牛座にある時期が重なることによって、
「当たり前とされていた物質世界」の在り方が変わっていくことは、
前々から約束されていたようなものですが、
その激震を、足元に感じ、
その亀裂や軋轢を自分事とし、
「何を実現し、何を理想とし、自分の人生に応えていくか」
という命題が、冬至からの1年、新たな太陽からのメッセージのように感じられます。
*
元旦の地震は、とても怖かったですね。
昨日も余震がありましたが、
日本国は地震から逃れることができない島国ですから、
「寿命」や「天命」、「使命」を全うすべく、
身体という資本と、足元の資産(家・住居)に改めて感謝し、
未来を不安視・悲観視する引力に引っ張られることなく、
「今」「今日」「起きている時間」「この場所」を大切にしていきたいですね。
実は、冬至図をまじまじと見たのは、今日が初めてでした。
兎にも角にも、
エネルギーが集中している場所は、
①山羊座@10ハウス、
②魚座@12ハウス、
③牡牛座@2ハウスの3か所です。
2ハウスは、私たちの足元ですが、
10ハウスは、大きな範囲でみた、自然界や社会の枠組みで、
12ハウスは、「エゴ」や「マインド」を含む、「意識の世界」です。
2ハウスの月は、身体と心の一体である「マインド」という風に捉えますと、
10ハウスの太陽は、冥王星に向かい、
「破壊」と「再生」の通過儀礼に歩みを進め、
その流れを土星と海王星の2天体が混沌と調和を混ぜ合わせながら、
その行く末を見守っているように感じます。
土星は、あくまで、物質次元に縛られた私たちの味方ですが、
トランスサタニアンは、結局のところ、大きな流れの味方ですので、
幻想や妄想に囚われると、月(心)が止んでしまいます。
ですので、魚座でドミサイルとなる海王星が最終度数を運行し、
牡羊座に移る歩みに、土星がお供をしているのは、
「天の采配」としか考えられない、と私は感じてしまいます。
個人天体のうち、月のみが2ハウスにあるということは、
「現実を受け入れること」から新たな創造への準備が始まっていくことを物語っています。
どんなに崇高な理想や願望があっても、
今、お腹が空いていては力が出ません。
いつの日も、「今生きていることの素晴らしさ」を確認しながら、
感謝の気持ちが世界を温めることを、
今一度噛み締めて、次の春分への眼差しにしていきたいですね。
2024年は、木星が牡牛座から双子座に移り、
冥王星が最後の山羊座運行を終えて、水瓶座に移ります。
天王星が双子座に移り、
土星と魚座が牡羊座に移ることで、
しばらく続いていた、地と水の激震&余波は鎮まり、
今度は、火と風の台風&遠心力が始まっていくことを考えると、
今やるべきこと、今だからできること、今この場所で許されていることを棚卸しして、
本当は、私たちという存在は、
「生きているだけで幸せ・愛そのもの」という気持ちを垣間見て、
どのような変化も荒波も、
「起こるべくして起こる」ということを歓迎&祝福する意識を
少しずつ育てて、(時にはへこたれたとしても)、
今日を喜びで生きることで、
大きな循環と流れに貢献していく。
それが、ちっぽけだけれど、とっても貴重で、素敵な存在である私たちのできること、
そう、生きている証拠であり、役割ではないか、と私は怯え腰で考えています。
さて、長くなりましたが、
どんなに過去を悔いようと、どんなに未来を不安がろうと、
私たちがすべきことは、「今日を生きること」しかありません。
巷では、予言が出回っていますが(今に始まったことではありません💦)、
終末論は、景気や世界情勢が悪くなると流行るの世の常です。
そういった時に、
世界を「悲観の眼差し」で見ていたら、
そういう世界を望んでいる、と私たちの脳を通して、
集合的無意識はそちらの方の濃度を濃くしていく、
そのように私は考えます。
気になる、2025年7月や2032年のホロスコープも出してみようと思いますが、
実際、分かることはと~っても少ないと思います💦
ただ、「起こるべくして起こる世界のエッセンス」をちょこっと拾う、
くらいの感覚でリーディングをしてみたいかな、とは思いますので、
またその気になったら、書きにまいります😊
冬至図のリーディングが少しでもお役に立てましたら幸いです。
それでは、また、一ノ瀬 ユイでした🌈
