ブログネタ:地デジの準備OK? 参加中来年からテレビがデジタル放送になるそうな。
思えば30年くらい前、オーディオ界にCD旋風が吹き荒れた。
曰く
「デジタルだから音がいい」
正解でもあり、不正解でもある。
今回はテレビ。
本来デジタル技術と言うのは、音声信号よりも画像信号に使ってこそ威力を
発揮すると思う。
その点では、地デジ放送にケチをつける気はサラサラ無い。
しかし、問題は電波とアンテナ。
デジタル放送になるんだから、当然アンテナも専用になるのかと思ったら、そうでも
無いらしい・・・・・
関東地方の首都圏で、テレビ・チャンネルが1~12の地域は電波がVHF波なので
交換が必要。
地方で42chとかUHF波も使ってる地域は、変えなくても受信可能な場合もあるとか・・・・
なぜ23区内でVHFを使ってるのか、そう考えると地デジが恐ろしい。
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地方でよく見掛けるアンテナ。VHFとUHFの両方のアンテナが付いている。
画像2
UHF用アンテナ
違いが分かりますか?
電波を受信するには、電波の周波数に合ったアンテナを使わないと受信が出来ません。
UHFアンテナは、VHFアンテナより、かなり短いアンテナ素子(魚の骨みたいな
横向きの棒)が付いてます。
これはUHF波の方が周波数が高く、波が小さいためです。
周波数が高いほど、より多くの情報量を電波に載せられます。
地デジ放送の電波は、アナログ放送の電波より周波数が高いはず。
なるほど、だから UHF波を使うのか。
ん?待てよ・・・・・
電波は周波数が高くなればなるほど、指向性が強くなり、障害物があると反射してしまう。
画像3
BSアンテナです。
高い周波数の電波を受信するため、こんなアンテナをピンポイントで向きを合わせないと
ダメです。
23区内でUHF波が使い難い理由です。
FM放送も UHF波ですが、FMは音声信号しか伝えない。
地デジ放送は映像も伝えなければならない。
ビルだらけの地域で、放送局に向けてピンポイントでアンテナを合わせても、果たして
受信出来るのか?
そこら中に中継アンテナを作る必要がある。
または、発信アンテナを猛烈に高くするか。
あっ、スカイツリーか・・・・
地方都市はどうする?
何とかなるか・・・・・・
しかし
現在のアナログ放送でも UHF波は使ってる。
デジタルでもUHF波を使う。
デジタル化の恩恵は、果たしてどの程度あるやら。
なんてね・・・
国をあげての取り組みだもの。
悪いはずは無いわよね。
これからはデジタルよ!
さぁ、皆さんもデジタルにして、いい番組をいっぱいみましょう!


