15年前のこの日、そう、忘れもしないわ……
阪神淡路大震災。
長田区、灘区、三ノ宮等を一瞬で焼け野原と化した悪夢が襲った日なのよ…
昨日、「神戸新聞の7日間」ってドラマを放送してたわね。
神戸新聞の記者達が本社崩壊という危機に直面しながらも震災の起こった日の夕刊から瓦礫の中で新聞を作り続けたって言う…
これは…神戸と言う場所で起こった震災の大変さを新聞記者のカメラマンが漠然と伝えてるドキュメントではない。
ましてや新聞記者の努力をドラマ化してる訳じゃない。
お悔やみ申し上げますって気持ちだけで済ませちゃならない。
重要なのは、5000人の命を奪われ残された被災者の心境。
極限状態で混乱してたわ…私も救援物資を運ぶ為、長い時間をかけて現地にイッたけど…
瓦礫に埋もれた返事のない遺族を人数不足の消防団は「生存者優先」と噛み締めながら放置しなければならない状況…
並べられた遺体や、絶望する被災者達の写真を撮る事を疑問に思いながら何故休刊せず続けたのか…
新聞読む側にも他人事とは思わずに被災者の立場になって考えて欲しいって願いが込められてるのよ。
もし震災で…あなたの身の回りの家族や恋人の命を奪われた時にどうする?
色んな意味で見栄や意地張ったり自己満に浸ってても…
そう気付いた時、他人事として傍観は出来るだろうか…
そして、休まず続けた神戸新聞の記者達は……震災の大変さも記事で伝えたけど
被災者達やそうでない方達にその大変さを伝えた事で「復興」する希望も与えてくれたのよ………


