小さいときからの私の疑問です。
なぜ武力紛争が起こるんだろう?
いろんな本を読みましたが、
アリス、ミラーというスイスの精神科医がヒトラーの精神分析について私見を述べていたのが印象に残っています。
ヒトラーが幼い頃から虐待を受けていて、親の暴力によって自分は良い人間になった、暴力は悪いものを消し去る良い手段だという考えが染み付いていて、当時悪とされていたユダヤ人を虐殺したのてはないかと書かれていたように記憶しています。
ヒトラーが子どもだったとき、最初は暴力は痛い、怖い、嫌だと思ったはずだと思うんです。でも、まわりの環境が親は素晴らしい存在、常にこどものために考えている聡明な存在、子どもは親に感謝して尊敬すべきだというから、だんだんと親のふるう暴力は正しいもの、感謝すべきものだと学び、染み付き、大規模な暴力を正しい行為だと信じて、ふるったのではないかと私は思います。
子供の頃のヒトラーが親の暴力は嫌だ、悲しい、苦しい、助けてほしい、と思っているときに、助けてあげるひとがいて、ひとに優しくする接し方を学んで、ひとと仲良くするのが楽しいと思えたら、ユダヤ人も優しいひとがいるなとか、ユダヤ人とも仲良くしたいなと思う体験があれば、ヒトラーも大虐殺をしようと思わなかった、、、かもしれない、、、と思う。
恐ろしいことですが、
もし、アリス、ミラーの仮説が正しいとしたら、ナチスによる大虐殺がヒトラーの受けた親からの暴力に起因しているという説が正しいとすれば、
今どこかで起こっている家庭内の虐待が、未来の大虐殺を引き起こす引き金なのかもしれない。
翻せば、生まれてくる子どもたちすべてが、真実の無条件の愛のもとに育つことができれば、世界は平和になるかもしれないとも思います。
ロシアも暴力を肯定的に考える思考のひとがリーダーになってしまったんだろうか。
私は包丁を振り回す親でも、きちんと司法のもとに裁かれるべきと考えて、暴力で仕返しすることは考えませんでした。
だから、どんな理由があっても、
正当防衛や緊急避難でないときに
ひとに暴力をふるうのは、
全く想像できません。
私は国際情勢に詳しくないので、
わかりませんが、
あらゆる紛争は
仲裁裁判所や
国際司法裁判所などで
平和的に解決されてほしいと
思います。
ロシアは主張があるのなら、
暴力で訴えるのではなく、
法廷の場で主張をしてほしいです。
司法のもとでは勝ち目がないとみて
武力に頼るのでしょうが、
暴力は世界からなくなってほしいです。