こんな僕でも痴漢に会ったことがある。
バスで変な人に耳を触られている。
それ以来バスは、乗らなくなっていた。
身体はおっさんですが、心は乙女。。。
乙女というのもそういった意味ではなく
ガラスのハートという意味なのだが
かといって、乙女とガラスのハート結ぶのは
これまた誤解を招きそうな表現である。
話戻して
嫌な思いをしたバスは、電車にルートを変えたりして、自分でも無意識のうちに避けていた。
痴漢に会われた方々が、乗りたくなくくなるというのは、身をもって、よくわかった。
そんな心境であったが、今日は昼間でもあり比較的すいている時間。
始発でもある東京駅から乗ってしまった。
バス停をひとつ過ぎたところで
おばさんが、のってきた。
大きな声で誰かに話している。明らかに違う文化の方がやってきた。
滑舌良い日本語がうるさい。
やたら江戸弁のけんか腰の口調。
その人は隣にきて、僕の隣に座った。
さらにこちらに、無神経に身体を寄せてくる
嫌だな。
おばさんは、となりで大声で誰かと話している。
話は独り言ではない。電話なのか会話をしている。
ただ横目で耳辺りを見てもヘッドフォンしている気配もないが。
突然、おばさんは誰もいない目の前を指さして、罵倒しだした。
「こいつらが悪いんだ、こいつとこいつだ!」
あ。わかった!
この人だけに見える仮想の敵がいるんだ。
乗ってくる人は、大声を上げている隣を見てくる。
誰と戦っているのかおばさん。
詰め寄られたバス
つらい。
国会到着