- 占星術殺人事件 (講談社文庫)/島田 荘司
- ¥750
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去年の暮れにTMNのCDでも買おうかとBOOK OFFに寄ったところ、欲しかったCDが見つからなかったので文庫本のコーナーをブラブラしていると目に入ってきたのがこの本でした。島田荘司の「占星術殺人事件」といえばミステリファンの間では有名とネットや雑誌で読んだことがあったのですが、島田荘司の作品はひとつも読んだことがなかったのでちょっと読んでみようかなと手に取りました。
読み進むにつれて、「あれ・・・この内容どっかでみたような気がする・・・。デジャヴ ?」と思ってよくよく思い出してみると以前「金田一少年の事件簿」で読んだ内容とそっくりじゃないですか!でも「占星術殺人事件」のほうが先に発行されてるから「なるほど、金田一はこの作品のオマージュ だったんだな」と思いつつもトリックが完全にネタバレ状態なのでちょっとがっかりしながら読み物として読んでしまいました。
で、あとから調べてみると実は「金田一」はこの作品のトリックを島田荘司に許可無くパクッてたんですね 。私は「金田一」でこのトリックを知ったときにすごいトリックだと衝撃を受けた記憶があるのですが、この事実を知ってガックリきました。
さて、そんなことも踏まえてこの作品の感想はというと・・・、まずトリックありきの作品でストーリーは後付けという感じがして殺人の動機も弱いような気がするのですが、このトリックを思いついた島田荘司はやはりすごい!の一言だと思います。このトリックを「金田一」で先に知ってしまったのが非常に残念です。ただ読者のミスリードを誘うため、蛇足なストーリーが多いのがちょっと読んでて疲れました。でも読者への挑戦状があったりといわゆる本格ミステリとしては最高の作品だと思います。金田一を読んでなければもっとものすごい衝撃を受けたんだろうけどなぁ・・・。
この作品で最近離れてた本格ミステリをまた読みたくなって今、綾辻行人読んでます。