こんにちは
フローラルアーティストのMichiko (南澤道子)です。
6月も後半、すっかり夏になりました。
この夏の終わりまでには「花たより」の動画をすべて編集して、皆様にお届けできるように
スタッフ共々、頑張っております。
さて、来週は「七夕」を撮影します。
今日、その予行演習に、 「七夕の花扇」 を制作しました。
京都の近衛家には「七夕の花使(はなづかい)」と呼ばれる宮廷行事がありました。
これは七夕の日に近衛家から下女を遣わし、宮廷に「花扇(はなおうぎ)」を届けうるという奥ゆかしい雅な行事です。
7種類の花で大きな花束が作られました。
芒、女郎花、桔梗(紫と白)、小車、仙翁、菊(赤と白)、蓮
花使いをする下女にはこの日だけ、「匂(におい)」という名前が与えられ、高い下駄をはき、
被衣(かつぎ)と呼ばれる薄い、かぶりものをかぶりました。
そのお供をする男に大きな花扇をもたせ、下男がそれを大きな日傘で日光から守りながら、参上したと言われています。
届けられた花扇は御所の常御殿(つねごてん)に逆さまに掛けられ、天皇がご覧になったということです。
旧暦7月7日は8月お盆近くで、初秋でもあり、夏と秋の花を代表する7種類の花で作られた
花扇はさぞ、美しく、壮観だったろうと思われます。
今日はこの7種類をそろえることができず、
芒の代わりにグリーンスケール
女郎花の代わりに アルケミラモリス
桔梗
小車の代わりに 姫ひまわり
それにスプレー菊の赤と白
を 合わせてみました。
本当の花扇は根元に白い和紙をあしらい、水引をかけていたようですが、今回は
手もみの和紙で全体を包んでみました。
明日、七夕に欠かせない陰陽五行の5色のひもが届くので、本番の撮影にはそれを根元に結ぼうと思っています。
伝統を忠実に再現するのはとても大変なこと。
でも、そのエッセンスを大切に、現代の暮らしにいかに生かしていくかを考えるのが私の仕事かなと考えています。
花たより の動画の講座では、できるだけ丁寧にそれらをお伝えできたらと考えながら、制作しています。
どうぞ、楽しみにお待ち下さいね。
フローラルアーティスト Michikoでした。









