震災から5年経つ今日、3月11日、
あの日の空は、もっと青かったけれど、
今日のうっすらと白んだ空は、あの日から続く、
きっと誰もが心のどこかに、大小なりとも抱えている
重い思いを、映し出しているかのようです。
さて、鉢植えのゲンペイカズラが、夏に伸び放題になった際、
剪定した枝を水に差していたものに、蕾がつきました。
写真をアップロードしたとときに、写真の名前は
ゲンペイカズラの「花」としてしまいましたが、
まだ開いてはいませんね。
これを置いているのは、外に面した大きなガラス際なので、
日差しがある日は、ガラス越しながらたっぷりと光を浴びられる場所です。
葉っぱが、濃い緑色になっていないのは
室内置きだからかと思いますが、
すぐ近く、このガラスを挟んで外に置いている鉢のゲンペイカズラは、
寒い間にすっかり葉っぱを落としてしまいましたので、
やはり室内の方が、暮らしやすいのでしょう。
この後は、花が開き、その後、花色が、源氏と平家の栄枯盛衰のように、
白と赤、そして黄緑色から薄赤紫色へと移ろいゆく過程を全うできるのか、
楽しみにしながら、
時には、震災後、多くの人々の生活に、いろいろな変化のあったことと
重ね合わせながら、見ると思います。
