「セレぶり3 Update ver.1.0」お蔵入り脚本~セレブは新居で誕生日を祝うものだ~④ | セレぶり3公式ブログpowered by Ameba

「セレぶり3 Update ver.1.0」お蔵入り脚本~セレブは新居で誕生日を祝うものだ~④

「セレぶり3 Update ver.1.0」お蔵入り脚本~セレブは新居で誕生日を祝うものだ~④をお送りします!



前回の「セレブは新居で誕生日を祝うものだ③」はこちら

それではお楽しみください!


~~~ここから~~~

 部屋が暗くなる

ぐっち  「おおお!(複式呼吸で吹き消す練習をしてる)」


ミチコマン「(歌い出す)♪ハッピーバースデイぐっちぃぃぃハッピバースデイぐっちぃ♪」
  
 ジョナ、暗い中、懐中電灯を持って奧からゆっくりとかまぼこに人生のゲームに使う人(赤)がみっちり27本刺さったケーキを持ってくる

ミチコマン「さぁ、ケーキの登じょ・・・え?」

ぐっち  「ええ?」

ジョナ、高らかにハッピバースデイを歌っている


ジョナ  「さぁ!ぐっち!火を吹き消して下さい!」


ぐっち  「ええ?火?」


ジョナ  「はい!思いっきり!どうぞ!」


ぐっち  「え、はい!(火を一生懸命に消すように)ふうー」

   部屋が明るくなって

ミチコマン「ええっと、これは・・・何?ひょっとして、かまぼこ?」


ジョナ  「(静かに頷く)」


ぐっち  「かまぼこ・・・」


ミチコマン「で、乗ってるこれは、あれだよね、人生ゲームの車に指してるアレ?」


ジョナ  「そうです、人生ゲームのアレの赤です」


ミチコマン「ジョ、ジョナ、なんていうか、もうちょっとマシなケーキっぽい物なかったん!?」

ジョナ  「(怒り)あのね!これでマックスだから!もう、冷蔵庫にはモズクしか入ってなかったよ!だって、モズクのケーキはないでしょ?だったらこうなっちゃうでしょ?なっちゃうでしょ?これマックスでしょ?」


ミチコマン「いやいやいや、まだモズクやろ?」


ジョナ  「はあ?モズクには人生ゲームのアレが刺さらないでしょ!?」


ミチコマン「なんで人生ゲームのアレ中心で考えてんねん!」


ぐっち  「ちょっと!ちょっと!二人とも!」


ミチコマン「もうあかん!(ジョナに向かって)これには流石にぐっちもお冠やで!何もかもおしまいや!ウチもアンタも土佐犬や!」


ジョナ  「ちょっと!私だけのせいじゃないでしょ!」


ミチコマン「うるさい!ウチはあんたのせいでバージニアのまま土佐犬になるんや!いやや~」


ぐっち  「ちょっと、2人とも、これはどういうこと?」

   ジョナ、ミチコマン目をつぶって怖がっている

ジョナ  「ええっと、これは・・・」


ぐっち  「(感激)ありがとう!ぐっちが、かまぼこ好きなの知っててくれてたんだぁ~それに、この人生ゲームのヤツ、ちょうど足りなくて困ってたんだよね!やったーーー!」


ミチコマン「おおお、なんか奇跡のポテンヒットがタイムリーツーベースになったで!」


ジョナ  「受けてるの!?ちょっと!ミチコマン!」


ミチコマン「よっしゃ、このラッキーなヒットを無駄にしたらアカンで!次は、ジョナ!これや!」

   ミチコマン、封筒をジョナに渡す


ジョナ  「何?これ?」


ミチコマン「これをプレゼントってことにするんや!」


ジョナ  「あ、プレゼントか!そうだね!さすが、こんなの用意してたんだね、ミチコマン!ナイス!」


ぐっち、かまぼこケーキを嬉しそうにほおばっている


ミチコマン「それではここでプレゼントターイム!ええ、実はジョナさんからぐっちへ誕生日プレゼントが贈呈されます!」


ジョナ  「ぐっち!お誕生日おめでとう!これ!はい!」

   ジョナ、ぐっちに封筒を渡す


ぐっち  「ええ!ありがとう!やったーー何これ?」


ジョナ  「え?えっと、その」

   ぐっち、封筒から短冊を取り出す


ぐっち  「うん?短冊?」


ミチコマン「そうや!?その短冊はそこに好きな願いを書けば、この人(ジョナ)がなんでも言うことを聞くっつう夢のようなプレゼントや!」


ジョナ  「ええ!何それ?全然聞いてないよ!」


ミチコマン「(ジョナに小声で)アホ!だって、今からプレゼントなんか用意できへんかったやろ!もうアンタが体張るしかないやろ!?」


ジョナ  「ええ!何勝手に決めてんのよ!てかなんで私だけ?一言、相談とかあるでしょ!」


ミチコマン「イチイチうるさいのぉ~小さいことはええがな!さぁ、ぐっちクン早くその短冊に君の願いをかきたまえ!」

   ぐっち、何やら短冊に書いている


ジョナ  「ミチコマン!ちょっと勝手が過ぎるよ!」


ミチコマン「大丈夫やって!ぐっちも、ジョナ相手にそんなムチャは書かないやろ?」


ジョナ  「いや、ぐっちだから、マイリーサイラスみたいにディズニーランドで貸し切りバースデイやれみたいなこと書くんじゃないの?そしたら3億円だよ!」


ミチコマン「それのへんはぐっちも、わかってるって!ジョナにはお金は求めへんやろ?」


ぐっち  「できた!」


ミチコマン「あっ、一つ言っておくで、出来る範囲の事を書いてや、ディズニー貸し切りみたいなんは無理やから」


ぐっち  「わかってるよ!ぐっちだってその辺の空気は読むからさ。ぐっちのささやかな、セレブっぽい夢を書いたよ!」

   ぐっち、テーブルの上に裏返して短冊を置く


ミチコマン「さすがぐっち!ええやん!ええやん!そういうのや!よし、じゃ、開けるで」


果たして、ぐっちが短冊に書いた願い事とは!?
次回へつづく…。