「セレぶり3 Update ver.1.0」お蔵入り脚本~セレブは新居で誕生日を祝うものだ~① | セレぶり3公式ブログpowered by Ameba

「セレぶり3 Update ver.1.0」お蔵入り脚本~セレブは新居で誕生日を祝うものだ~①

「セレぶり3」新DVD発売&舞台化を記念クラッカーして、お蔵入り脚本を数回に渡って連載します!!

今回はぐっちの誕生日の話です!それではお楽しみください!!


新居 リビング(夕方)
日めくりカレンダーは7月7日
ぐっち、日めくりカレンダーの前でニヤニヤしてから
笹の葉っぱに飾り付けをしている

短冊には『巨大ロボットを操縦したい』と書かれている


ぐっち  「♪笹の葉~ぬらぬら~のきばに揺れるる~お星さま~にっきゅっぱーきんぎんすなゴッフ!」


ジョナ、ソファで寝転がって雑誌を読んでいる。


ジョナ  「ちょっと!」


ぐっち  「何さ?」



ジョナ  「何その歌?擬音が気持ち悪いんだけど」



ぐっち  「ふふん♪いいじゃないさぁ!今日は七夕なんだよ!七夕といえば特別な日でしょーが!」



ジョナ  「七夕ねぇーうーん、でも、七夕って、社会人にもなるともはや普通の平日だよね」



ぐっち  「(怒)はあ?普通の平日だぁ!?」



ジョナ  「え?何?」



ぐっち  「ああん?普通の平日だぁ?このヘッピリが!」



ジョナ  「ヘッピリって?私、そこまで言われることした?」



ぐっち  「うるさい!このオタミヤンが!」



ジョナ  「ちょっと!その呼び方やめてよ!人をバーミヤンみたい!」



ぐっち  「違うわ!「おてもやん」みたいに言ったんじゃい!図に乗るんじゃないよ!」



ジョナ  「え?バーミヤンだと図に乗ってるの?」



ミチコマン「たでえま~」



ぐっち  「あっ!ミチコマンが帰ってきた!(ジョナを横目で見ながら)ミチコマンはオタミヤンと
は違うからね~」




ジョナ  「うん?」



ミチコマン「(笹を見て)あれ?今日って七夕やったんかー」




ぐっち  「(嬉しそうに)そうだよ~そう!ミチコマン!てことは?七夕といえば~?」



ミチコマン「へ?何?え?」



ぐっち  「だから七夕といえば~ほ・ら!」



ミチコマン「(わかったように)ああ!」



ぐっち  「(嬉しそうに)そう!さすがミチコマンだよ!このポンコツオタミヤンとは全然性能が違
うよ!」




ジョナ  「ちょっ!ポンコツって!?」



ミチコマン「ええ~七夕とかけまして」



ぐっち  「へ?かけまして?ああ、なるほど!そういうパターンで行くわけだね!いいよ!あたしゃ
嫌いじゃないよ!では、七夕とかけまして~」




ミチコマン「節分と解く!」



ジョナ  「お!その心は?」



ミチコマン「(ドヤ顔)どちらも今年は水曜日でしょう」



ジョナ  「へーそうなんだ、意外!」



ぐっち  「(絶叫して手をぐるぐる回しながら)全然意外じゃないわー!やっぱりお前もポンコツだ
ぁぁ!」




ミチコマン、ぐっちの頭を必死で押さえて、ぐっちは手をグルグル回して届かない



ぐっち  「お前もかぁ!こなくそ!こなくそ!こなくそ!」



ジョナ  「ちょっと、ぐっち、やめなって!」




ぐっち  「うるさい!ジョナちゃんもミチコマンも七夕を平日扱いか!平凡な日扱いか!?もう、許さーん」



ぐっち、両手を広げ時計回りにグルグル回るジョナ、ミチコマン逃げる



ミチコマン「ひーー何?何?何?」



ジョナ、ミチコマン、離れたところでぐっちを見ている



ぐっち  「(ネコ科の動物のマネ)がるるる」



ぐっち、威嚇しながら部屋を四つん這いで歩き回る



ジョナ  「(ぐっちを見て)ちょっと、何?今日、なんか知らないけどぐっちが大荒れなんだよね」



ミチコマン「なんやねんな!ちょっと、豆知識も兼ねた謎かけを披露しただけやのにぃ」



ジョナ  「まあ7月7日が水曜って相当、豆な知識だけどね・・・あれ?7月7日って・・・っ!」



ミチコマン「え?どうしたん?」



ジョナ  「7月7日ってさ、ぐっちの誕生日じゃない?」



ミチコマン「え?・・・ああ!?ホンマや!忘れてた・・・」



ジョナ  「だよね?ど、どうしよー」


さて、ぐっちの誕生日に気づいた二人はいったいどうする!?
次回へつづく…