　伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『虎に翼』の第29回が放送され、高等試験で不合格となった優三(仲野太賀)が、今後の受験を断念する様子が描かれました❗

　第29回では、涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子(伊藤沙莉)たちは再び高等試験に挑みますが、今度は梅子(平岩紙)の姿が会場にありませんでした‼

　筆記試験を終えた寅子が帰宅すると、梅子からの手紙が⁉

　梅子は、夫から離婚を言い渡され、三男の光三郎(石塚陸翔)を連れて家を出た？

　梅子が寅子たちに想いを託す中、寅子の口述試験の日がやってきました❗

　優三は筆記試験を通過するも、口述試験で不合格に⁉

　寅子、中山(安藤輪子)、久保田(小林涼子)、轟(戸塚純貴)が合格をつかみました‼

　不合格だった優三は「もう、これで終わりにします」と、直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)に報告？

　直言は「せっかくここまで来たのにやめるだなんて、もったいないじゃないか」と残念がりますが、はるは「優三さんがお決めになることよ」と理解を⁉

　試験では毎回おなかを下していたという優三でしたが、「今年は違った。寅子さんのおかげです。今年は寅子さんのおかげで勉強もはかどった。腹も下さず、全力を出し切った」と、やりきったことを伝えました❗

　直言は「やっぱり惜しいよ。ここまで来てやめるだなんて！」と説得しますが、優三は「ここが潮時です」と言い、頭を下げました‼

　話を聞いていた寅子は落ち込んだ様子でしたが、優三は「そんな顔しないで！すごいことを成し遂げたんだから。もっと喜ぼうよ‼」と明るく振る舞いました？

　SNSでは「優三さん猪爪家を出ていくのかな？」「自分の潮時を決めることはなかなか難しいのにすごい」「優三さん、いい人すぎて、弁護士になれないの本当に本当に悔しい」「これで優三さんとお別れなのかなぁ」「優三さんとはお別れか……？」といったコメントが寄せられていました…⁉

　優三…佐田優三は、寅子の家で書生をしながら弁護士を目指していました❗

　佐田優三を演じているのは、再来年のNHNの大河ドラマ『豊臣兄弟』で主演を演じる仲野太賀さん‼

　この佐田優三の実際のモデルとなった人物は…和田芳夫？

　そう、和田芳夫は猪爪寅子のモデルとなった三淵嘉子の夫⁉

　ということは、ドラマで佐田優三は、猪爪寅子にとってはかけがえのない人❗

　三淵嘉子の父・武藤貞雄は、同郷の香川県丸亀から上京してきた学生・和田芳夫を書生として住処を提供していました‼

　和田芳夫は、上京して昼間は武藤貞雄と同じ銀行で働き、夜に明治大学専門部の夜間部で勉強していました？

　明治大学専門部卒業後は、“東洋モスリン(東洋紡)”に就職⁉

　和田芳夫は、武藤家から独立しますが…？

　昭和15年(1940年)、三淵嘉子が弁護士登録❗

　しかし、このとき三淵嘉子は26歳‼

　両親は心配し、三淵嘉子に何度かお見合いをさせますが…？

　でっ♪、昭和16年(1941年)11月、三淵嘉子は和田芳夫と結婚❗

　でも、12月に太平洋戦争が⁉

　昭和18年(1943年)１月、長男・芳武が誕生‼

　昭和19年(1944年)、和田芳夫に召集令状が届きますが、和田芳夫は検査で結核の骨膜炎がみつかり、兵隊に行かず…？

　しかし、昭和20年(1945年)、また召集令状が⁉

　結局、和田芳夫は入隊し、中国に渡りました❗

　ところが、病気で入院することに‼

　和田芳夫は、上海の病院で終戦を迎えました❗

　昭和21年(1946年)、和田芳夫は船で帰国となりましたが、帰国してから長崎の陸軍病院に入院？

　東京にいる三淵嘉子のもとに和田芳夫の帰国の連絡が届いたときには、和田芳夫は危篤状態⁉

　昭和21年(1946年)５月23日、和田芳夫は家族に看取られることなく、亡くなりました…‼