NHNの連続テレビ小説『虎に翼』❗
佐田寅子(伊藤沙莉)が所属する東京家庭裁判所は広報活動の一環として、「愛のコンサート」を開催することに⁉
“ライアン”こと久藤頼安(沢村一樹)の交友関係を辿っていったところ、ある大物歌手が？
その大物歌手とは、菊地凛子さん演じる茨田りつ子‼
現在放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』と、2023年度後期放送の『ブギウギ』⁉
朝ドラの盛大なクロスオーバーにSNSが沸いていました❗
かねてより両作品のコラボを期待する声は挙がっていましたが…？
佐田寅子のモデルとなった三淵嘉子と、『ブギウギ』のヒロイン・福来スズ子(趣里)のモデルとなった笠置シヅ子はともに大正３年(1914年)生まれ‼
それもあってか、初回の放送にてお見合いを回避するために家出しようとした猪爪寅子が、福来スズ子の所属していた「梅丸少女歌劇団」に入るため、大阪に行こうとしたと言い訳をしたり、第53話において多岐川幸四郎(滝藤賢一)が鼻歌で福来スズ子の代表作「東京ブギウギ」を披露したりと、たびたび“『ブギウギ』ネタ”が差し込まれてきました⁉
極め付けは、コンサートの出演歌手を探す佐田寅子に多岐川幸四郎が「彼女がいいんじゃないか、 東京ブギウギ～♪」と進言❗
ついには佐田寅子が「福来スズ子なんて呼べるわけないでしょ」と福来スズ子の名前を出しました‼
そのため、視聴者の間で福来スズ子がコンサートに出演するのではないかと期待が高まっていたのでしたが？
結果的に福来スズ子ではなく、茨田りつ子⁉
福来スズ子のライバルであり、同志でもある茨田りつ子は、実在のシャンソン歌手・淡谷のり子さんを彷彿させるキャラクター❗
作曲家・羽鳥善一(草彅剛)が手がけた「別れのブルース」が大ヒットし、“ブルースの女王”と呼ばれる存在？
淡谷のり子さんは、1999年に92歳で亡くなるまで、ブルースやシャンソンを歌い続け、テレビでも歯に衣着せぬ発言で人気者となり、多くの後輩歌手から慕われました‼
NHNの連続テレビ小説ドラマでは、茨田りつ子として登場し、演じる菊地凛子さんのツンツンした物言いが、生前の淡谷のり子さんを知る人には再現度高いとして評判に⁉
淡谷のり子さんは、明治40年(1907年)、青森の大きな呉服商の娘として生まれました❗
３歳の時の大火で実家が全焼‼
父は再建を目指しましたが、女道楽により没落？
父に愛想を尽かした淡谷のり子さんは、母と妹と３人で大正12年(1923年)に上京しますが、米も買えない困窮ぶりだったために、栄養失調で失明の危機に瀕した妹の治療費を稼ぐため、「霧島のぶ子」と名乗り、美術学校のヌードモデルを始めます❗
また、東洋音楽学校を首席で卒業しましたが、家族の生活費を稼ぐため、夢だったクラシック歌手の道を諦め、流行歌手の道に進みました‼
軍歌を歌わず、戦時中には代表曲「別れのブルース」が発売禁止となりますが、戦地慰問ではリクエストに応えて堂々と歌いあげました⁉