こんにちは、ジンです。
本日は、助動詞について書かせていただきます。
助動詞とは、
動詞に意味を添える働きをします。動詞の原型と結びつき、様々な意味を表します。
❶判断の度合いを表す
助動詞は、話し手の判断の度合いを織り込むことのできる表現です。
mustとmayを例にとってみましょう。mustには「〜しなくてはならない」と「〜に違いない」の2つの意味があり、mayには「〜してもよい」と「〜かもしれない」の2つの意味があります。
(1)mustは約90%
He forgot to do his homework yesterday. He must do it today.
(彼は昨日宿題をし忘れた。今日しなくてはならない)
⇨どうしてもやらなくては!
He drives an expensive car. He must be rich.
(彼は高価な車を運転している。お金持ちに違いない)
⇨きっと金持ちだ!
どちらも判断を表す度合いが90%くらいだという意味になります
(2)mayは約50%
It's already 10 o'clock. You may go to bed.
(もう10時だ。寝てもいいよ)
⇨寝なくても良い。どちらでも良い。自由度50%
She is absent from school. She may be sick.
(彼女は学校を欠席している。病気かも)
⇨病気だからかな?それとも…。
どちらも確信の度合いが50%くらいだという意味になります。2つの助動詞が持つ2つの意味は、根底のイメージが1つだと考られますね。
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助動詞は基本的な意味は1つ。そこから豊かに広がると言えます
❷must と have to の関係
must と have to はどちらも「〜しなければならない」という意味で、ほとんど同じと考えていいのですが、ニュアンスが違う場合があります。
You must do it.「あなたはそれをしなければならない」
⇨それを今しなければと話者が思っている。主観的・多少感情的な表現
You have to do it.「あなたはそれをしなければないらない」
⇨ルール上や常識上そうだから。客観的・多少冷静な表現。
さて、よく間違えるのは否定形です。
①You must not do it. ②You don't have to do it.
①と②の意味は全く違います。
①You must は「あなたがしなければならない」のです。、「not do it」を。つまり、「それをしないこと」がすべきことになるのです。
You must not do it.(あなたはそれをしてはならない)
②don't have to は have toの否定形です。have toには、周りからの義務・必要性・要請の意味があるので、don't have to は「義務・必要性・要請がない」といったニュアンスになります。
You don't have to do it.(あなたはそれをしなくてよい)
次回は、助動詞の形と働きについて書かせていただきます。
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