11月28日のおしゃべりclub Bでの会話を一部ご紹介します。
米国に与える中国の文化的影響
今や世界第二位の経済大国、中国は経済のみならず様々な領域で世界に影響を与えています。そんな中国がよもやの米国に文化的影響を与えていることをご存知ですか?それは「Confucius Classrooms(孔子課堂)」と「Confucius Institutes(孔子学院)」と呼ばれる外国向けの教育機関です。前者は高校3年生までが対象、後者は大学生が対象です。「孔子」という名前が付いていても、儒教教育というよりは中国共産党の思想を吹き込むための教育機関のようです。これが米国に何十も存在するのです。これを知った参加者は
I respect Chinese culture itself. It has a long history and there have been many great thinkers including Confucius. But as for Chinese communism, I can’t support it.
と述べました。そんな風に考えるアメリカ人がほとんどでしょう。だからカムフラージュとして「孔子」という名を付けたのでしょうか?真偽のほどは分かりませんが、内実を知った米政府はこれを取り除こうと努力しましたが、数は減ったとは言え、まだ何十か米国にあるそうです。
貿易戦争や領土問題での争いは日々のニュースで目立ちますが、こんなところにも中国の覇権主義(hegemonism)がひそんでいるのですね。
では、その領土問題で日本にも多大な影響がある台湾を巡る覇権主義はどうでしょう?一緒に読んだ記事の中に、台湾は “cork in the bottle” for Japan という表現がありました。これは台湾が日本の船舶の航路の要所(ボトルのコルク)に位置するので、そこを抑えれば日本に対して影響力を持てるといった意味のようです。このように占領しないまでも、他国に多大に影響力を与えることをFinlandizationと言う、という知識も記事から学びました。これを読んで
It’s a big threat for Japan. Besides, Taiwan is a very democratic country and our relationship has been good. We need to help them.
という意見がでました。しかし
But how?
とその手段を問う声が。米国は台湾有事には助ける意志があることを表明していますが、同盟国である日本には軍事力がありませんし、中国に依存している貿易体制も思い切った行動ができない障害になるでしょう。そこで思わぬ方向からの希望的解決案が出てきました。
Let’s hope Chinese people will vehemently oppose the current oppressive government and topple it in the end. After that, a new democratic government will emerge. If that happens, not only citizens in Mainland China but also people living in marginalized places such as Tibet, Inner Mongolia and Xinjiang will be happy.
なるほど、中国国内からの変革を望んで待とうという訳ですね。
しかし、共産党政府は非常に周到に国民を統治しているように見えます。変革が実現できればいいですが、果たしてその可能性は?
いずれにせよ、無視できない大国となった中国は、世界の警察官を自認してきた米国と隣国である日本にとって常に気になる存在です。
次回は12月26日です。