【プレイバック】11月の「聴き耳クラブ B」はこんな内容でした! | CEL英語ソリューションズのブログ

CEL英語ソリューションズのブログ

CEL英語ソリューションズの最新情報をご案内します

11月28日の聴き耳club Bで扱ったリスニングの話題は

 

Extreme Wildfires Linked to Climate Change

 

最近世界的に異常気象が大きく報じられていますが、それに大きく関与しているのが気候変動(climate change)、つまり地球温暖化(global warming)であるとする研究結果が出ています。

 

昨年米国のカリフォルニア州では、州史上最大の山火事20件の内6件が発生しています。アメリカの研究者が過去の観測や気候シミュレーションを分析したところ、カリフォルニア州でそうした山火事を起こす気象条件が発生した日数が2倍になったことが分かり、その主な原因がglobal warmingであるとしています。

 

また、ヨーロッパでも同様の研究が行われ、過去最大の山火事を引き起こしたシベリアの熱波が起こる確率は600倍に、オーストラリアの山火事の場合は3割上がっていたことが報告されています。

 

ところで、リスニングで知らない単語や言い回しが出てきた場合は当然ですが聞き取りが難しくなります。例えば、

 

Global warming is putting a thumb on the scale.

 

put a thumb on the scaleで「こっそり自分の有利になるようにする、インチキをする」(肉屋が肉の重さを計るときに親指(thumb)ではかり(scale)をこっそり押し、実際よりも重く見せて値段を上げたとされることから)という意味になります。ここでは、「global warmingが火事の起きやすい方向に影響を与える」くらいの感じです。この表現を知らなければthumbの発音をsomeと間違えたりして何のことか分からなくなってしまうでしょう。

 

しかしその一方で、単語は全部知っていても聞き取れない場合もあります。例えば、今ではコンピューターの性能向上などもあって、気候変動が異常気象(extreme weather events)に与える影響の研究では

 

We can do analysis we just simply couldn’t do 20 years ago.

 

この文に難しい単語はありませんが、ほとんどの人が理解できませんでした。なぜでしょう。analysis we just simplyの部分をつなげて一気に発音されたからです。

 

知っている単語でも音だけで聞くと理解できない。これをどうクリアしたらよいのか。聴き耳clubでは、音声を聞いて、まずどこが聞き取れないのか、それは何故なのかを知り、そしてヒントを受けながら、繰り返し音声を聞く中で、それがどのように変わっていくのかを体験することで、今後のリスニング学習の参考にしていただいています。

 

次回は12月26日です