10月の「聴き耳クラブ B」はこんな内容でした! | CEL英語ソリューションズのブログ

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10月30日の聴き耳club Bで扱ったリスニングの話題は

 

The Anniversary of 9/11 (9/11追悼記念日)

 

2001年9月11日アメリカで同時多発テロ事件が発生し、マンハッタンの世界貿易センター(Twin Towers)にハイジャックされた民間飛行機が突入し、ビルは崩壊、3,000人近くが犠牲になりました。以後毎年追悼式典が開かれています。今回の話題は節目となる昨年の20周年記念の模様です。

 

アメリカン航空11便がTwin TowersのひとつNorth Tower突入した午前8時46分に黙とう(a moment of silence)がささげられました。世界貿易センタービル跡地のメモリアルプラザ(Memorial Plaza)にバイデン大統領、バラク・オバマ、ビル・クリントン元大統領をはじめとする要人が出席し冥福を祈りました(pay their respects)。バイデン大統領はスピーチをせず、代わりに遺族が追悼の言葉を述べました。

 

黙とうはさらに5回行われました。ユナイテッド航空175便がSouth Towerに突入した時、North Toweが崩れ落ちた時、South Towerが崩れ落ちた時、アメリカン航空77便が国防総省に激突したとき、そしてユナイテッド航空93便がペンシルべニア州シャンクスビル郊外に墜落したときです。93便では乗客、乗員がハイジャッカーと闘い飛行機を奪い返そうとしていました。

 

シャンクスビルでは、ジョージ・W・ブッシュ元大統領が追悼式典に出席し演説をしました。以下はその一部です。

 

So much of our politics has become a naked appeal to anger, fear and resentment. That leaves us worried about our nation and our future together. I come without explanations or solutions. I can only tell you what I’ve seen. On America’s day of trial and grief, I saw millions of people instinctively grab for a neighbor’s hand and rally to the cause of one another. That is the America I know.”

 

(米国政治の実に多くの部分が、怒り、恐怖、恨みに露骨に訴えるようになりました。そのため我が国そして共にあるべき我々の未来について憂慮する状態になっています。私は弁明や解決策を持ってここ来ているわけではありません。私はただ私が見たことをお話しできるのみです。米国の試練と悲しみの日(9月11日)に、私は見ました。何百万人もの人々が本能的に隣人に手を指し伸べ、お互いの大義の下に集結するのを。それが私の知っている米国です。)

 

アメリカ社会の分断の深刻さがうかがえるスピーチです。

 

次回は11月27日です