7月25日のおしゃべりclub Bでの会話を一部ご紹介します。
子供のゲーム時間を誰が決める?
今、屋外に出ればすぐにでも熱中症になりそうな酷暑でコロナ感染も心配です。こんな時期はクーラーの効いた自宅でゲームでもしながらのんびりするのが良いかもしれませんが、香川県にお住まいで20才未満の方は気を付けなければなりません。同県には20才未満の未成年は学校がある日は1時間、週末は1時間半以上ゲームをしてはいけないという条例があるのです!参加者の反応は?
Completely ridiculous! It is parents’ responsibility to control their children’s behavior at home.
という意見が大勢を占めていました。現にこの条例はan acceptable intrusion by the state into family life(自治体による家庭生活への受け入れがたい侵入)だとして、同県の高校生が裁判に訴えています。
でも、子供のゲーム時間を親が規制するのは結構難しそうです。
It is difficult to limit the time of playing games, especially when children play role-playing games. Sometimes other participants play the same game together on the internet.
こんな状況では自分だけ時間が来たので抜けます、とは子供も言いにくいようです。それでも、
Until my children started to work and earn their living, I was the sole authority over them.
と、父権(paternal rights)を発揮してお子さんたちをしっかり監督した、と豪語する参加者もいました。
ところで、government intervention(政府介入)はこのようなmunicipal government(地方自治体)からのみではなく、central government(中央政府)からの場合もありますね。最近では、コロナ禍で飲食店による酒類の提供を控えさせたい西村コロナ対策担当大臣の提案が物議をかもしました。
なんと、酒類販売業者(liquor merchants)や金融機関(financial institutions)に働きかけて、飲食店に圧力をかけてもらおうという内容だったではありませんか!店を経営するための物質面と経済面の命綱である両者に脅されては、飲食店も立つ瀬がありません。
これでは西村大臣は兼務している economic revitalization minister(経済再生担当大臣)ではなくeconomic destruction minister(経済破壊大臣)ではないか、という冗談も出るほど国民の反発は大きく、あっという間にこの提案は撤回(retract)されました。
コロナ対策にはどの国も手を焼いているようですが、government interventionをするのであれば、まずは政府が納得の行く説明を行い、financial supportも国民に与えないと、反発は大きくなるばかりでしょう。