4月に続いて、5月の「おしゃべりクラブ」「聴き耳クラブ」もZoomによるオンライン授業で実施いたしました。
Zoomのホワイトボードを使用して板書をするなど、通学授業と同じように行っています。
PC, タブレット、スマートフォンで自宅から簡単に参加できます。
次回は6月21日(おしゃべり/聴き耳A-易しめ)、6月28日(おしゃべり/聴き耳B-難しめ)の予定です。
5月の聴き耳club Bで扱った内容は:
Tourism Gentrification in Lisbon
ポルトガルの首都リスボンで、観光客の増加で住宅価格が高騰し地元住民が住めなくなっているという話題。
(gentrification = 宅地開発などで外部から裕福層が入り込み元々の住民が住めなくなること)
歌手Madonnaはリスボンに住み, Hollywood starのMonica Bellucci, Scarlett Johansson, John Malkovichは皆リスボンに住宅を所有している。
今リスボンはhip(かっこいい、おしゃれ)という評判で、年450万人の観光客が訪れ、十年前の2倍になっている。
増加する観光客を目当てに民泊が増え、民泊サイトAirbnb(エアビーアンドビー)に登録している宿泊施設はヨーロッパで最も多い。
そのためhousing prices(住宅価格)がsoar(急上昇)している。
Karina Carvalhoさんは数か月前までリスボンに住んでいたが、家主アパートの更新を拒否したため別の場所に引っ越さざるを得なくなった。家主はアパートを民泊に作り替え、1か月の家賃を500 euros (約5万8千円)から1,500 euros (約17万6千円)に引き上げた。
こうした状況に地元住民はデモを行って抗議しているが、状況は変わりそうもない。
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この出来事はコロナ禍以前の話題で、最近はリスボンも観光客はいないようです。先日アメリカのTime誌が以下の見出しでこの状況についてレポートしています。
Europe's City Centers Pushed Out Residents for Tourists. Could the Coronavirus Reverse the Trend?
https://time.com/5839393/europe-housing-coronavirus-airbnb-prices/
果たして今後どうなるか、興味のある方は読んでみてください。
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今回のリスニングのポイント:
(1)固有名詞の聞き方
I’m in the Praça do Comércio, the huge square on the edge of the Tagus river.
固有名詞は知らないとまず聞き取れません。しかし、それが固有名詞であること、そしてどんな種類の固有名詞であることが分かれば、リスニングに支障はないでしょう。the Praça do Comércioを聞き取れなくても、その後にthe huge squareとくるので広場と分かります。このように前後関係から類推することを普段から心がけて聞くとよいでしょう。
(2)数字の読み方、1,500 euros
one thousand five hundredの他にfifteen hundredという読み方もあります。実際後者の読み方をしばしば耳にすることが多いので覚えておくとよいでしょう。1,200ならtwelve hundred, 1,800ならeighteen hundredとなります。
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5月のおしゃべりclub Bで扱った内容は:
1. Japan-U.S. Security Treaty
昨年6月に行われたG20サミットで、米国のDonald Trump大統領はthe Treaty of Mutual Cooperation and Security between the US and Japan(日米安全保障条約)について不満をgave vent to (ぶちまけ)ました。
“Look, if somebody attacks Japan, we go after them and we are in a battle — full force in effect… If somebody should attack the United States, they don’t have to do that. That’s unfair.”
振り返って1951年、この条約が締結された時、これに反対した多くは日本国民でした。それからほぼ70年経った今、条約締結を推進した国自身の大統領から不満が出たのですから時代は変わったものです。これについて参加者からさまざな意見が出ました。
*That’s true. It’s about time for Japan to have its own military and defend itself.
これは憲法の定めるところにより戦争を放棄して軍隊を持たないはずの日本にとってどうかといぶかる声も。すると...
*Japan already has its own military called Self-Defence Force. Thanks to the passage of Japanese military legislation(安保法案)in 2015, it now has the right of collective defence(集団的自衛権), which means it can fight whenever it’s necessary.
という発言もありました。つまり、「憲法を守って日本は非武装である」というのはdisguise(偽装)だということになります。そうかもしれません。しかし別な角度から意見が...
*This treaty is beneficial to the United States, because it allows the country to deploy its military in the area where it needs to be vigilant(警戒しなければならない).
警戒すべき相手は中国ですね。ということで次に米中対立に絡む次のような記事を読みました。
2. Trump threatens to exit WHO
新型コロナウイルスによるpandemicで世界中大わらわの中、医療保険に関する国際連合機関であるWHOが、ウイルスの発生国である中国を擁護する態度や発言が目立つという理由で、Trump大統領に批判さています。米国はWHOへのcontributions(拠出金)の支払いを一部拒否し、改善がなければ拒否を続けると言うのです。
しかし、方や中国はこの困難な事態に国際協力が必要という立場で、
Xi Jinping (習近平中国国家主席) promised to devote $2 billion toward fighting the pandemic over the next years.
と多額の寄付金を約束しています。
日米安保条約といい、WHOといい、様々な国際関係から手を引こうとするTrump大統領のやり方は vulnerable(危うい)という意見がありました。
結局Trump氏がこんな態度を続けていると、この記事に書かれているように
Trump’s “America First” policy has made Xi look more like a champion of the international order.
となってしまうのですから。
以上です。