●誕生を喜んでもらえなかった人にとっての、生きる意味とは
マヤ暦アドバイザーのRumikoです。
１日３分で人生を変える方法
あたらしい生命の誕生を目の当たりにするたびに、
たとえそれが、自分の家族や知り合い、
同種のイキモノではなかったとしても、
幸せな気持ちに包まれるものです。
（種から目が出ただけでも、嬉しいですよね！）
しかし、人間はまれに誤作動を起こします。
誕生の瞬間に立ち会っても、
喜びもしない、悪夢の時間が訪れることもあります。
つらい家庭環境に生まれ、
誕生を喜んでもらえないケースも、残念ながらあります。
おまけに、赤ん坊だから、「生まれてきてすぐに、自分が歓迎されていない」とはわからないだろう・・・
とはいかないのが、人間。
全部、感づいてしまい、
言語化できなくても、いつまでもその人の胸の中には、
「自分は、歓迎されなかった」との思いが残るものです。
胎内記憶などで、
「どんなにつらい生い立ちでも、
自分が選んで生まれてきたんだよ！
魂の成長のために！」
というストーリーが語られることもありますよね。
その考えは大変に崇高で素晴らしい。
しかし！
そんなもん（っていっちゃいます）、
自分でそう思えれば強くなれますが、
他人から言われた場合「だまれゴルァ！」になるものです。
わたしも、
「うるせぇだまれゴルァだったら替われいますぐ替われ」
と心の中でかみつき暴れる性質でありました。
【自分で両親を選んでうまれてきた】【そのつらい環境には理由がある】
など、とうてい思えない
信じたくない！そんなわけがあるか
としか思えない場合、
自分が心から納得できない場合、人はいつまでも苦しいものです。
人生には時に予期せぬ出来事があります。
その中で、私たちは運命や意味を見出そうと試みます。
人生がむなしく感じられたり、ずっとつらい状態に違いないと思い込んだ時こそ、
「生きる目的」「何のために生まれてきたのか」を知ることができれば、
随分きもちが楽になります。
しかし、時には過去を振り返っても答えは見つからず、
現実をそのまま受け入れるしかないことも。
たまたまそうなった、を受け入れられない場合、
あるいは、どこからわいてくるかわからない
「自分は大したことない」という感情。
何をどう考えても「自分の生きる意味・存在価値がわからない」状況。
そんな体験をした場合、
私たちはどう向き合えば良いのでしょうか。
どうにもならないことが、しょうもない理由でがっかりした、
わたしの過去の話をひとつ、いたしましょう。
わたしの名前は「ルミコ」で、
同年代でも多くはない名前です。
私の生まれた時代では、「コ」の着く名前は多かったですが、
「ルミコ」という名前はめったになく、
大人になっても
「え、そんなハイカラな名前」「バタ臭い名前」とよく言われました。
たぶん、わたしの容姿が、名前の雰囲気とまったく似つかわしくなかったからでしょう。
なぜ、わたしは、顔もアッサリ地味なイナカッペなのに、
当時の芸能人と同じ名前になったのか。
名前の由来は、小学校の宿題をしていて、判明してしまいました。
小学校のころ、
「自分の名前の由来を調べよう」
という宿題があり、きいたところ、
「まえの人がかいた名前。意味は特にない」
この事実に心の底からがっかりしました。
なぜなら、名前は子供の将来を考えてつけるもの。
それなのに！
前の人のカンニングによって
ワタシが一生付き合う名前が、
実にテキトーな思いつきで、つけられてしまいました。
事のてんまつは、こうです。
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それは、私が産まれる前、
家族は、おかあさんの「ハラの出具合」を見て、
みんな「男の子に違いない」となぜか信じていたから。
だから、男の子の名前だけ考えとけばいいや・・・
こんなことを両親が思ったみたいです。
ところが、実際に生まれたのはワタシ・・・女なので、
「あらたいへん、名前考えてないし、今更思いつかないや」
ということが起こってしまいました。
おまけに、わけあって、
両親はわたしを、
「生まれても、自分たちは育てない」ことを決めてしまっていたので、
いまさら一生懸命姓名判断などを駆使して、良い名前を付けようとは思わなかったみたいです。
けっきょっくすったもんだして、決めきれないまま、
「どうにかなるだろう」ということで、届け出期限が来てしまいました。
親が役場で、名前を届けようとしていましたが、
やっぱり思いつきません。
そこで私の親は、
「ギリギリまで思いつかなかったら、前の人が書いた名前にしよーっと」
と思いついてしまいました。
そこで、役場で前に並んでいた人が出生届に書いた「ルミコ」がそのまま、
名前になったというわけです。
（前の人は、小柳ルミ子さんのファンだったらしい。役場で直接聞いたらしいです）
（ちなみに、実の親と再会後も、わたしは名前で呼んでもらえず「オイ」「アレ」と呼ばれていました）
これをそのまま宿題として提出し、
先生に「今の時代そんなわけがあるかこの嘘つき」と殴られ
（わたしは「かわいくなく、どもりだ」との理由で、先生によく叩かれました）、
（すこしでも返事や回答に時間がかかると「さっさと言え！」とボコられたため、
痛い目にあわないように、と、答えがわからなくても、考えなしに何でも言うクセがありました）
（なんでもすぐやる、決断力が早いのは、裏を返せば「早く決めないと、言わないと後が怖い」恐怖心からなのです）
家にかえって
「テキトーな名前を付けて、
お父さんとお母さんは、わたしのことをなにもかんがえていないの？
ニセの親なの？」と聞いて、
まさかの図星（生みの両親でない）で泣かれる、
というところまでが、わたしの苦い思い出ワンセットです。
私の人格や存在理由が否定されたようで、落ち込みました。
しかし、時間が経つにつれて、その偶然性に対する不満も受け入れられるようになりました。
人生は予期せぬ出来事で満ちています。
計画・想像・希望した通りに事が進まないことも珍しくありません。
でも・・・
名前の由来が偶然であったとしても、それは私の人生における重要な一歩でした。
この経験から、私は過去を振り返って原因を探すことは、時に無意味
と理解しました。
「誕生を祝ってもらえなかったら、生まれてきた価値はない」
とは、
たまに聞くグチですが、
実は、生きる「意味」とか「理由」など、厳密にはないのです。
意味があるから生きられる人は、意味を持たせればよい。
ほんとは意味があるから、自分に意味がないと感じられてつらい・・・というのであれば、
意味なんかないと思えばよろしい。
人生は予測不可能であり、偶然という要素が深く関わっています。
私たちができることは、与えられた状況に対して受け入れ、前向きに進むことです。
名前の由来が、しょうもない偶然であることは、ふりかえれば私にとって負担ではなくむしろ教訓でした。
人生は自身が切り開いていくものであり、過去の出来事にとらわれる必要はありません。
私は自分の人生を自分でコントロールし、意味を見出すことができるのです。
自分でコントロールできるのは自分だけ、
自分以外はコントロールできない
と気づけば、
世界中がシンクロを起こし始め、自分の人生に色を付け始める。
このような経験を通じて、私は名前の由来や過去の出来事にこだわるのではなく、
未来に向かって前進することの重要性を学びました。
人生は偶然という要素がつきものですが、それを乗り越えて自分の道を歩んでいくことが大切です。
名前の由来が偶然であることは、私にとって新たな始まりの象徴となりました。
マヤ暦を学んでいくと、
「所有が０」の概念や、
「すべては準備されている」という考え方にたどり着けます。
そして、すべては「自分のもの」ではなく、
「使わせていただいているもの」「借りているもの」だと気づきます。
今自分の人生の意味が分からない、何のために生まれてきたのか悩む、
何故うまれてこなければならなかったのだろう・・・
過去に起こった出来事の原因を突き詰めるのではなく、
この先の動きに、理由を付ける。
そうすることで、人生の歯車が本来の動きで回り始める。
どうして私なんかがうまれてきてしまったのだろう、という苦しみから、
抜け出すことができます。
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