昨日のインターネット報道番組「ノーボーダー・ニューズオプエド」に、慶応大学の坂井豊貴教授が出演されていました。
坂井教授は「多数決を疑う」という本も書かれており、現在一般に行われているような多数決ですべてを決めることの矛盾点などについて話をされていました。
多数決で物事を決めるということは、ある意味民主主義の原則のようなものですが、今回の国会でのように、多数派が数の論理だけで押し切るということも起こるわけです。
よく言われることですが、今の国会では自民党が圧倒的多数を占めているものの、先の衆議院選挙における得票数だけを見ると半数以下であったのです。
これは小選挙区制の弊害の一つでしょう。
このように、選挙の結果選ばれた人が選挙人が支持する政策を反映しないという例として、坂井教授は、「オストロゴルスキーのパラドクス」を紹介されていました。
この「オストロゴルスキーのパラドクス」についての説明は省略しますが、興味がある方はネットで検索すれば出てきます。
坂井教授は、このことを解消する1つの手段として、ボルダルールを紹介されていました。
これは、選挙の時に1人の人を選ぶのではなく、複数の人に点数をつけて投票するというものです。
点数配分についてはいくつかの方法があるでしょうが、今のように多数の死に票が出ないことは確かでしょう。
選挙結果の集計には手数がかかるかもしれませんが、電子投票などを取り入れれば容易でしょう。
現に世界にはこの制度もしくは類似の方法を取り入れている国もあるそうです。