自分で思っていること、やりたいことを誰かに話してみると、実現しやすくなるといわれています。
人は誰かに話をする時、相手に考えを伝えるために、当然ですが声に出します。
そうすると、自分でもその声を聞きます。
この自分で言った言葉を自分の耳で聞いて、それが自分に作用し、思考をまとめたり、行動につながったりすることを、医学用語でオートクラインというそうです。
他人が言った言葉ではなく、自分で言った言葉ですから素直に受け止めることができるわけです。
言葉の力は大きいといわれるのは、声に出して言った時にこのオートクラインが作用するからなのです。
そしてその時に、話を聞いた人が、聞いた言葉を繰り返してあげるとさらに効果あります。
それは、まず自分で言った言葉を自分の耳で聞き、さらに相手の人が言った言葉を聞き、2回聞いたことになり、オートクラインを補強することになるからです。
この相手の人が言った言葉をそのまま繰り返すということは、信頼関係を築くためにも有効です。
コミュニケーションを進めるためには相手の人と信頼関係を築く必要があり、この信頼関係のことをラポールといいます。
ラポールを築くための方法の1つに、相手の人が言った言葉をそのまま繰り返すということがあります。
自分の言ったことを繰り返してくれると、相手の人は自分の話をちゃんと聞いてくれているんだ、という安心感を持ち、信頼関係を築きやすくなるのです。