10月というのに真夏日があるなどまだまだ暑い日もありますが、朝夕は涼しくなるなど確実に秋になってきています。
春や秋(中間期)には空調の負荷が減り、夏や冬に比べ電気などのエネルギー使用量が減ります。
しかし、空調設備に関しては、この中間期だからこその省エネ対策があります。
空調設備を構成する機器の中には、シーズンに関係なく常に最大能力で運転しているものもあります。
その、「シーズンに関係なく常に最大能力で運転しているもの」、の代表格がポンプや送風機等の熱搬送機器を言われるものです。
空調設備といっても多くの方式がありますので一概には言えませんが、基本的には次のような機器で構成されています。
熱源機器:冷凍機、ボイラ、ヒートポンプなどで、冷房時に必要な冷水、暖房時に必要な温水などを作る機器です。
熱搬送機器:熱源機器でつくられた冷水や温水を建物全体に配管を通じて送るポンプや、送られてきた冷水や温水によって冷やされたり温められたりした空気を各部屋に供給する送風機等の機器です。
このうち熱源機器については、個々の機器は強-中-弱のような段階制御も含め、ある程度、負荷に応じた容量で運転されているものが大半です。
それに対して、熱搬送機器については、個々の機器単位でみれば、最大負荷に対応した能力のままで運転されることが大半でした。
しかし、中間期のように冷房も暖房もピーク時よりも負荷が小さなときは、必要な冷水量や温水量は少なくていいはずです。
そこで、ポンプの水量を負荷に応じて変えることによって、ポンプ動力を減じて省エネを図るシステムが多く採用されるようになってきました。
変水量方式と呼ばれるものです。
一方、送風機のほうは各部屋の換気という目的もありますから、定風量で運転されている場合が多いです。