昨日と一昨日、植西聰氏著の「禅の言葉」から引用させていただきました。
今日も「禅の言葉」から1つ紹介いたします。
「百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう)一歩を進む」
この「百尺竿頭」というのは直訳すると「百尺もある高い竿の先」という意味で、ブッタのように、「はるかに高い悟りにまで達した人物」の象徴的な例えだそうです。
つまり、「ブッタのように高い悟りの境地に達した人物であっても、そこに安生せず、さらに一歩先に進む努力をしている」と教えているのです。
それは「終わりがない」という意味ではなく、私たちには「限界などない」ということであり、前進する努力を続ける限り、すばらしい充実感に包まれるということができます。
と、植西氏は結ばれています。
何か大きな目標を設定し、達成できた時は、ちょっと一休みしたくなるかもしれません。
しかし、休むということは現状維持ではないはずです。
なぜなら、世の中や他の人は進んでいるのですから、相対的に後退していくことになります。
もし仮に次の目標をすぐに設定しなくても、少なくとも情報収集や勉強を続けるだけでもやっておくべきです。
止まっているものを動かすには大きな力が必要ですが、たとえ低速でも動いていれば速度を上げることははるかに容易です。
物理的にいうならば、止まっているものに働く静摩擦力は、動いているものに働く動摩擦力より大きいのです。
人間の行動力にも同じことが言えるのです。
止まることなく動き続けていれば、いざという時にもすぐに全速力にもっていけるでしょう。