遊本館児童文学サークル日記 兼 管理人のライブ鑑賞報告 -49ページ目

遊本館児童文学サークル日記 兼 管理人のライブ鑑賞報告

静岡市用宗にある児童書専門の図書館「遊本館」を活動拠点としている児童文学の創作グループです。私たちといっしょに子どもの本の創作をしませんか。子どもの読書指導活動も始めました。

クラシックの曲って、長い年月演奏家と聴衆に厳しく淘汰されてきているのだから、


すべて素晴らしい。

とはいえ、自分とは完全に次元が違うものに対してもエラそうな事を言いたくなってしまうのが人間です。困ったもんだ。


ブラームスはお好きですか??

私の周りの音楽好きで、「ブラームスは嫌い」という人はいません。

でも、ブラームスの曲は一回聞いただけでは「???なに?これ?」

というのが多い。

主題(パッと耳に残るメロディー)のフレーズが長くて憶えにくく印象に残らないからではないかと思いますが、

訳も分からずブラームスを聴いた後で、他の作曲家の曲を聴くと、なんかもの足らない、薄っぺらい感じがする。そこでもう一度聞き直すと「ハマる」。

どうして「ハマる」か、説明出来ない。でも、「ハマる」。大好きになる。


音楽は、元来、言葉で説明出来ないものなのだから、説明出来ないが素晴らしいというブラームスは音楽の中の音楽なのかもしれませんね。

最近、ピアノの先生に教えて頂いた「弦楽六重奏曲 第一番」にハマっています。

いいなあ、いいなあ・・・虚飾はないが洗練の局地、と言ったらいいのかなあ?

もう少し、ピアノの腕が上がったら、ブラームスにもチャレンジして見たい・・・。私ごときが弾ける曲はあるのかな???



ブラームスつながりで、サガンの「ブラームスはお好き」を読んでみました。

もうすぐ40歳になろうとしている美貌の女性が14歳年下の青年に熱烈に愛されるが、結局、一つ年上の彼氏と元サヤに収まる、

という、オトナの恋愛小説です。


感想は・・・・・・うーん、めんどくさい、めんどくせーーー。男女が愛し、愛される事が人生のそんなに重大問題か???

14歳年下の青年に心が傾いていく過程の描写とか、40男の浮気とか、それはそれなりに面白かったけれど、「私はこんな事に人生、使いたくない」と思いました。

で、この物語の主人公は「ブラームスはお好きではない」。
25歳の青年は「ブラームスがお好き」ですが、主人公はワーグナーが好き。

ブラームスは、師匠と仰ぐシューマンの未亡人クララ・シューマンに生涯プラトニックラブで、結婚もしなかったそうですが、そういう「観念で恋をする」青年にブラームス。

情念と体で恋をする中年女に「ワーグナー」を当てたのはサガンの小説家としての腕なのでしょうかね?

この小説のBGMにするとしたら、ワーグナーの方でしょうね。主人公は「ワーグナーの序曲集を暗記してしまっているぐらい聞き込んでいる」ってなことが書いてありましたから。

人間の生臭さが一切ない、ブラームスはこの小説の最も遠いところにある気がします。


ちなみに、私は「ワーグナー音痴」です。私の周りにもワーグナーファンはいますが、何回聞いても魅力が分からない。
「エルザの大聖堂への行進」は、あちらこちらで聞くし、中高生の吹奏楽の演奏会でもよくやっていますが、何回聞いても良さがわからん。一緒に行った人が、「あれ、エルザ、良かったよね」とだいたい100%言うのですが、私には曲の輪郭さえも解らん。

わからん、と思っていたモーツアルトがつい最近好きになったので、ワーグナーを好きになる日も来るかもしれません。