空きびんに花いちりん~心の寄せ植え -2ページ目

空きびんに花いちりん~心の寄せ植え

心理臨床の現場と花壇と畑とその辺の野山に寄り添って

「戦場」の言う場でなくて
日常の場で起きるテロ

テロの語源はterror「恐怖」です
テロリストのテロ活動の目的の一つは
恐怖を巻き起こし
恐怖によって
人々を
世界を支配する

それに対抗して
「徹底的に戦う」
「断じて負けてはならない」
「これは戦争状態」
というリーダーたちの声高な声明が報道を飛び交います

かつて近代外交の中心だったヨーロッパの大国のリーダーも
世界一の軍事大国を率いる立場の人たちも
先進諸国と歩調を合せようとする国の上に立つ人も
同じようなことを言います

けれども
このような物言いが
暴力や破壊の防止にはどれ程役に立ってきたのでしょうか

相手からのこのような声明は
自分たちの影響力の大きさや
テロ行為の目的の一つが達成できている証として
歓迎するテロの指導者もいます


「そっちがその気なら、こっちだってもっと本気で戦うんだ」と
テロに従事する人たちの士気を高めることもあります


このような声明は
味方の士気を高めるために
味方の一致感を高めるためなのでしょうか

恐怖に負けないで戦う姿勢を見せることが
相手への打撃になると思っているのでしょうか

非常事態に政治家が物静かな反応をしていたら
周りの人の不満や怒りも積もるでしょう
怒りや悲しみを強い人に代弁してもらいたい人もいるでしょう

でも
戦うにしても
表面的には淡々として
水面下で動いた方が効果的な戦いもあります






ご無沙汰しておりました

2月もあと一週間余り
皆さんの地方では寒さが緩む日もあるでしょうか

気温や天気のほうはまだまだ寒い日があっても
日一日と伸びる日の長さに
春の歩みを感じるのではないでしょうか

季節の進行も
心の回復や成長も
その進み方は
なんとも凸凹


寒いのにつぼみになっちゃったバラ

濡れた落ち葉は秋からの?
スノードロップはもう開いてしまいたそう


日常の暮らしの中にこそ
その人の心を形作ったものが宿っている

だから
日常に触れることが癒しになったり
心の活力になったりするのでしょう

だから、日常を失うことは恐ろしく
日常にしがみつきたくなるのでしょう


日常の暮らしが「危機」や「脅威」でいっぱいという人も多く
それに対応することが日々の普通

危ないこと、慌てちゃうこと、びっくりすること、痛いことで満ちた「日常」「暮らし」
このような恐れや痛みがあることが当たり前
このような恐れや痛みがないと
不安になってしまう
元気がなくなってしまう

こんな恐ろしい日常であっても
「非日常」的な穏やかさよりも
安心できる

恐れや痛みがあるほうがほっとする
そのほうが心が活発、元気になる


安心して、心休まる「日常」が可能であっても
そういう生活をする方法や援助があっても
なんだか落ち着かなくて
自分が慣れした親しんだ恐れや痛みの多い生活から離れられない

「安心」「安らぎ」「喜び」「ぬくもり」を日常に取り入れるための課題に怯える人に寄り添う時
それまでの「日常」の重さを思います

日常の恐ろしさを手放して
真に心休まる日々を迎える安心感に落ち着きを感じられるように
そんな不安定な時期を支えること

「怖いよね、未知の平和」
「まぶしく過ぎるよね、まっさらの喜び」
「恐ろしいよね、予測できない幸せ」

大丈夫、大丈夫
始めの一歩はそろそろと