やっとコロナに勝った気がする。


4月の中頃に発熱し、

最初は熱だけだったので、

インフルエンザより楽な気がしていた。


ところが熱が下がり始めたころに咳が出始め、

生涯でこれほど喉が痛くなったはないくらいに

一日喉が痛んだ。


その上、夜中に目が覚めると、

痰で喉が詰まり溺れそうになった日もあった。

看取り期の入居者の痰を

看護師が引くことがあるが、

私もやって欲しいと思ってしまった。


痰を吸引するのは苦しいらしいが、

痰がのどの周りに張り付いて苦しくて、

同じ苦しいのなら楽になる方を選んでしまう。


それから、身体ののだるさはないが、

毎朝咳をして痰を出し切って

仕事に行くのが日課になった。


3週間でやっと痰がほとんど出なくなった。


味覚障害はないと思っていたが、

塩気が少し濃い気がする。


妊婦の時のゴムを口に入れたような味が

味覚障害だと思っていたが、

調べると塩味が強く感じることもあるようだ。


舌には自信あったが、

今は自分か料理か、

どっちが問題かわからない。


一緒にコロナにかかった入居者は、

もともと食が細かったが

さらに食べなくなった。


認知症に味覚障害が加わって、

食べなくなるのを何例か見てきた。


本当にコロナは後遺症まで厄介な病気だ。