靴の選定依頼が来た。
今回は、足の指が曲がっていて靴に当たり傷が出来ていた。
高齢者の足の指はトラブルを抱えている事が多い。
外反母趾と親指に押されて、人差し指が上に曲がっている。
今日はそんな足だった。
少し曲がっている位なら、ルームシューズのような
柔らかい素材の靴を選ぶ事もあるけれど、
歩行が不安定な方は踵がしっかりした靴の方が安定する。
そんな時は、足首の前にベルトが付いていて、
前側部がマジックテープで開くようになっている靴を選ぶ。
前足部を足に当たらないように緩めて、
ベルトをしっかりと止めれば痛みは無くなり傷も治る。
歩く時、足が痛いのは辛い。
それだけでなく、小さな傷からばい菌が入り、
蜂窩織炎などの病気を引き起こす。
時々施設内でも起こり、入院しての治療となる。
ほんのちょっとの工夫だけど、何人もこれで解決してきた。
困っている方がいれば伝えたい事の一つだ。