今日は、いや、今日もがっかりする事があった。
リビングで個別リハビリを行なっていると、
入居者が「寒い」と言っている声が後ろから聞こえてきた。
それに対して、年配の介護士2人が、
「風が直接当たっているものね。あっちで風を除けるやつ付けてたよ」
「ウチも付けてもらおうか」
そんな会話をしながら、別の入居者のトイレ介助をした後、
寒いと言った入居者にカーディガンを渡したようだ。
もう夏も終わりなのに、今まで何ともなかったのか。
個別リハビリを終えて周りを見渡すと、
他にも寒くて腕をさすっている方やタオルを首に回している方がいた。
寒いと口には出さないけれど、「我慢してたんですね」と目で会話をした。
リビングのエアコンの温度設定を見に行くと、24度になっていた。
それを介護士に指摘すると、
「誰がそんな温度にしたんだろう。25度、もっと上げてもいいですよ」と。
とぼけているのか、本当に気づいていなかったのかは分からないが、
寒いと言った方にカーディガンを着せる前に設定を見るべきだろう。
何となくモヤモヤしながらユニットを後にした。
職員は動いているので寒さを感じにくい。
若い介護士の多いユニットは温度設定が低い傾向にある。
じっと座っている事が多い入居者の手足はとても冷たくなっている。
リハビリで手足を触る事が多いので、とても気になる。
業務をこなすことで手が一杯なのか。
その度、介護士に伝えているが響かないように思う。
入居者が何も訴えないから大丈夫だと思っている訳ではないだろうが、
後一歩、考える事は手を動かしていても出来ると思う。