休み明けは何か事件が起こってないか

いつもドキドキする。


この前の2連休明けは、1人看取りで1人入院、

5人転倒と多かった。


幸い転倒された方に骨折はなく、

再発防止をするために私の出番が訪れた。


100%転倒を予防することは出来ない。


しかし、環境を調整して出来るだけ転倒しないような工夫は出来る。

そして、もし転倒しても骨折を減らし打撲で済むような工夫も出来る。


ご本人の歩きたい、動きたい気持ちは止められないから、

本人の動きを確認しながら知恵をしぼる。


ベッドの位置や向き変えたり、

歩行器や杖を用意したり、

つたい歩きが出来るようにタンスや机、椅子の背を動線に上手く配置したり。


また、数に限りはあるが、

後付けの手すり(立ちアップやベストポジションバー)を設置したりする。


これも数に限りがあるが、

センサー付きのマットレスやマットを設置して、動き始めに気づくようにすることもある。


さらに、車椅子のブレーキをかけ忘れて転倒される方に自動ブレーキ付きの車椅子を紹介したりする。


その上、転倒した時に頭を守るようタンスなどの角をカバーし、最近はヘッドギアを購入していただいた方もいる。

昔と違って帽子のようで可愛い。


大腿骨骨折予防にはヒッププロテクターを付けてもらっている。

自分でトイレに行く方には不向きだが、

他の対策も含め、施設での大腿骨頸部骨折は大きく減少している。


こうして、転倒事故を防ぎながら、

リハビリで、筋トレや立位バランスの練習や歩行練習などを行っていく。


ただ訓練をするだけではない所が、特養や訪問リハビリで働く面白さと難しさだと感じる。