有休が流れてしまうから取るようにと、

上司が3月末に3連休を入れてくれた。


休みに入る前に日々の業務と、

月々の締めと年度末の締めの仕事までを含め、

全部終わらせなければならなくて、

何とかやり切った時は本当に疲れていた。


入居者の前では余裕があるフリをしているが、

心の中では「呼び止めないで次に行かせて」

と祈っている自分がいた。


結局休日は、

最終日に外食に出かけた以外は家にいて

だらだら過ごしただけだった。


休みボケでエンジンがかからないまま出勤すると、

びっくりして目が覚めることが起こっていた。


入居者三人が亡くなられており、

コロナで1ユニットが閉鎖されていた。


看取りカンファレンスは終わっていたが、

二人は少しながら食事を取っておられたため、

こんなに早い別れになるとは思っていなかった。


桜のつぼみがふくらんで、

もう今日にも咲くかという日の始まりが、

お見送りであったことがなんとも言えない気持ちだった。