出勤し、朝礼と申し送りが終わったらユニットで個別リハビリ。

リハビリ室はないから、リビングや入居者のベッド、ローカなどを使用する。

昼前に帰って来て記録を書いたら昼休憩へ。


休憩後、個別リハビリをするためにユニットを回る。

移動は階段を使用し、1階から4階を上がり下がりする。

とても忙しく、よく働く人だと思われていると思う。


しかし、休みの日はスイッチが切れたように家でゴロゴロ、ゴロゴロ。

全く動く気にはなれない。


何で仕事では動けるのだろうか?

お金をもらってるから。

仕事が楽しいから。

きちんと仕事がこなせ、出来る人だと思われたいから。


人が動くには動機が必要だ。

高齢で、もう何をするにも面倒だと思っていることが多い入居者に、

動いて頂くために、いろいろな策を練る。

トイレに行くため、外出するため。

そんな理由でリハビリをやる方は自分で目的を明確に出来る人だ。


行きたいところもやりたいこともないと断言しているような方は難しい。

あの手この手を使って動く理由を探るが中々相手は手強い。

自分とご本人のやり取りだけでなく、

家族の言葉や他のスタッフとのやり取りにもアンテナを張り巡らせる必要がある。


ヒントを集めて宝を探しているようで面白いのかも知れないと、今気づいた。

長年の勤務の中で、とても頑固で動きそうにない方を動かしたことが何回かある。


また、ゆっくりとその方達の思い出を語りたいと思う。