普段からよく聞くのは、小学校の英語の学習は「楽しい」、中学校の英語の学習は「退屈、つまんない、わからない、苦手」という言葉です。

小学校では、英語は楽しいと思っていたのが、急に楽しくなくなり嫌いになっていくのはとても残念なことです。
では、なぜ英語が嫌いになっていくのでしょう。
ひとつは、小学校と違って、読み書きの学習が増え、単語を覚え、文法を理解するという学習がメインになっています。小学校から中学校へ移行時のそのギャップについていけなくなり、苦手になってしまうのでしょう。


学習塾で、中学進学前の準備講座など受講しますが、小学校で英語の読み書きの基礎ができていない状態で、数日間の短期間で単語や文法を理解するのは少し無理がある生徒もいます。
進学前の先取りとして優位にたてると思われますが、過度な先取りは自信をつけられず逆効果になる場合もあるのです。

このような現状を見ると、読み書きが小学校の間に十分に学習されているわけではない状態で、単語や文法をインプットするのは困難なことが多く、自信が持てなくなり、モチベーションも下がり、中学で英語が嫌い・苦手になるという要因になっているのかもしれません。

中学校で学習する前に必要な力をつけるための段階的な学習をし、土台作りをしっかりしておくと良いと考えます。
とはいっても、個人の能力にも差があるかと思います。
私はできるだけ、一人一人の能力に合わせてサポートし、個人の最大限のレベルに達せるような学習を提供することを目標としています。


令和3年度は、中学校の学習指導要領が改訂されているので、どのように小学校からの学習をつなげていくのか、とても期待しているところです。
小学校や中学校での学習に有効な学習をプラスして、底上げを図りたいですね。


小中学生の英語講師 おおすぎ@佐賀