蓮とキョーコがリビングに戻ってきた


「さて 俺らは帰るか」


「そういえば 蓮 明日のスケジュールどうしよう?」


「起きたら連絡する」


「分かった んじゃ」


「今日もありがとうございました」
とキョーコが立ち上がりお辞儀をした


「あ いえ そんな」と微笑む


エレベーターまでキョーコが行き見送り

「おやすみなさい お気をつけて」と綺麗にお辞儀をした


「「おやすみなさい」」


エレベーターに乗り2人が居なくなるとキョーコが部屋に戻った


「完璧すぎて 羨ましいを通り越した」


「主人には良いんだろうけど あの人には勿体無い気が・・」


「分かる!」

こうして無駄に意気投合した2人が屋敷に戻った


部屋に戻ったキョーコに蓮が

「あの2人なんだし そこまで丁寧にしないで大丈夫だよ」


「蓮さんにとっては部下でも 私にはそうではないし」


「君は優しいね 思いやりがある」と微笑み

「ここんとこ忙しかったし 早く寝て休もう」


そういうとキョーコに先にシャワーを浴びさせ
蓮も続けて入り 寝る用意を2人が始めた


「あ 服なんですけど どこに置いて良いですか?」


「ゲストルーム 1つ使っていいよ」


「はい じゃ使わせてもらいますね」


「あっ キョーコキャミソールとかタンクトップある?」


「ええ キャミソールならありますが?」


「じゃ 着てきて」


「は。。はぁ。。?」


かけるだけだったのですぐ済ませ
言われた通りにキャミソールを中に着た


「キョーコ 寝るよ おいで」


「はーい」


「今日はどっち?」と笑うと


「昨日と一緒で」とキョーコが微笑む


布団に入り昨日と同様kissを繰り返し抱きしめる


「キョーコ・・・」


というとkissをしたまま
キョーコの上の服のボタンを外し脱がしていく


「えっ!!。。恥ずかしいです//」まだ心の準備が!!


そして甘噛みと舌を絡ませながら蓮も上のシャツのボタンを外し
上半身裸になるとキョーコを抱きしめた


嘘。。まだ 私には無理!!

と思ったがそれ以上蓮がしなかった


「えっ!?」とドキドキなキョーコがキョトンとしていると


「抱かれると思った?」と蓮が微笑むと


「う。。。はい。。//」


「キョーコが無理なの分かってるから無理な事はしないよ」


「勘違いするような事辞めてください//!!」


「あはは ごめんx2
あのさ真面目な話し キョーコさ 人恋しくない?」


「何で。。」


「あの母親見てたらそう思ったんだ
子供のうちにもらえるべき温もりをもらってなかったんだろうって」


「で いやらしい意味じゃなくて
それを伝えるのに?そんなカッコをしてもらったんだ
いきなり裸はかなり抵抗あるでしょ?」


「かなりどころか究極にですね。。」


「恥ずかしいだろうけど ちょっと目を瞑ってごらん」


蓮が優しく抱きしめるとキョーコの頬に蓮の生肌が当たる

恥ずかしくそれどころじゃなかったが

しばらくすると落ち着き蓮の背中に腕を回し密着する


手とか顔とかの感触とは全く違うこれが肌の感触。。
心臓とか体の色々な音が聞こえる


「うん。。心臓とか聞こえます。。」


「俺こういう経験もないようなキョーコを
いきなり抱くとか絶対しないから」


こんな事まで考えていてくれたのかと

蓮の"本気"を知ると


「うん。。ありがとうございます。。
でも それじゃ蓮さん風邪ひいちゃいます」


「俺 普段は上半身着ないで寝るとか普通なんだ」


「そうなんですか。。」


「それにキョーコが居るから暖かいし・・・

大丈夫そうだし このまま寝るけど良い?」


「はい」


蓮がキョーコにkissをするとさっきよりも長い時間
甘噛みと舌を絡ませ 最後に唇にkissをすると


「おやすみ」


「おやすみなさい」


リモコンで部屋の明かりを消すと
キョーコが背中に手を回し目を閉じると
蓮がおでこに唇を置き目を閉じた


これが人肌。。。 温もりってこれなんだ。。心地良い
自分は経験無かったから分からなかったけど
人肌恋しいって今なら分かるかも。。


無理やりだけど何とか分かってもらえて良かった・・・

言葉や態度で貰う表面上の物は分かっていても

抱きしめられた時に感じる感情や愛情は彼女は知らない


彼女は家族から貰う愛でさえ不足している
俺が出来ることはしてあげたい


2人脳内で考えながらいつの間にか眠りについていた



翌朝
今回は蓮が先に起きてすぐ携帯で時間を確認する


まだ早いな・・・
うちのお姫さまは幸せそうに寝てるし良かった


おでこにkissをし抱きしめると
しばらくしてキョーコも目覚めた


「おはよう」またおでこにkissをした


「おはようございます。。//」


「ちゃんと寝れた?」キョーコの髪を撫で始めた


「はい。。//」と言って胸に顔をつけた


「最近ので疲れたでしょ ゆっくりしてて良いからね」


「はい」


眠いわけではないが蓮が目を閉じ
キョーコの頭に頬擦りをしたり撫でたりkissをしていた


こんな事 昨日までの私なら破廉恥な!

と言ってたけど そうじゃない
愛されて 守られて そして居心地良くて 幸せ。。。


蓮さんがこれを伝えたいっていうのが分かる



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