「中身はあまり変わりませんが TV版の時には見せられなかった
もう少し細かいところを撮ろうと思うのですが」


「あの雰囲気を壊すのは勿体無いと思うので
僕もそれは賛成ですね ね 最上さん」


「はい 私も敦賀さんと同じで賛成です」


「それでですが 以前は局が局だったので出来なかったのですが
kissシーンを入れようと思っています
それはお二方もそうですが 事務所はどうなんでしょうか?」


「まず事務所側としては構いません
敦賀は既に仕事でやっていますし

京子に関しても年齢的にOKが出ています」と社が答える


「僕は事務所に従います」


「私は。。 初めてですが仕事ですので
事務所に従わせていただきます」


「そうですか 良かった 
ともかく作品自体は純愛なところもありますので
それ以上はありませんので 京子さんも心配しないで下さい」


「はい」


「そういえば敦賀さん 彼女さんいらっしゃいますが
大丈夫ですか?」と笑って冗談めいて話すと


「あぁ 彼女もこっち側の人間ですし仕事と割り切ってくれますよ」
と蓮も笑って答える


「TVで見ましたが ラブx2ぶりは凄いですもんね」


「アハハ すいません 見栄えなくて」と笑った


「京子さんも羨ましいんじゃないですか?」


「あ いえ 私にはまだそういう話しは早いのでいずれですね」
と笑って誤魔化した


2人の事を知っている社が笑いを懸命に堪えていた


「私達のような裏方で
お嫁さんにしたいNo.1の京子さんですから

興味あるんですけどね」


「まぁ そういう話しはその辺でよろしくお願いします」
社もそろそろこんな茶番な話しを切ろうと止めに入った


「あ そうですね すいません」


少し図に乗っていた事を反省し話しを戻す


「それで撮影なんですが もう映画化の告知は済ませてあり
記者会見をしてから撮影に入りたいのですが」


「記者会見はいつの予定なんですか?」


「敦賀さんが今拠点がアメリカということなので
今回戻ってきて頂いたときにと思ったので明後日なんですが
急で申し訳無いのですがよろしいですか?」


「ええ 構いません 僕もあまり日が空くと困ってしまうので」


「京子さんは?」


「京子も大丈夫です」と社が答えてくれた


後は記者会見場所や時間
そして撮影開始の予定日などをほとんど社が話しを聞いては
進めようやく会議が終わった


製作側が先に部屋を出て行くので3人で立ち上がり挨拶をし
会議室には3人だけになった


「よし 帰ったからいつもの2人に戻って大丈夫だぞ」


「ええ そうですね 最上さんお疲れ」と笑うと


「あ 敦賀さん社さん お疲れ様です」


「おいおい もう大丈夫だって」


しかし蓮はいつもシルヴィアにするような事は一切しなかった


社が首をかしげつつ会議室から3人が出てくると
キョーコはまた髪を直しに向かい グラサンをして戻ってきた


「それじゃ 俺達は他にすることも無いので戻りますね」


「ああ お疲れさん」


「それじゃ」蓮が先に部屋を出て行くと


キョーコがお辞儀をし「失礼します」と言って出て行った


駐車場までの間 人目のあるところではあえて手を繋ぎ
蓮とシルヴィアの仲の良さをアピールしていた
しかし車に乗ると冷え切った空気が漂っていた


どうしよう。。 やっぱり謝った方が良いよね
でもここよりは家に戻ってからの方が。。


家に着くと自然と誰からというわけでもなく繋いでいた手も
今では繋ぐ事も無く部屋に向かった

玄関に着きドアーが開き部屋に入ると


「あの 敦賀さん 昨日はすいませんでした。。」


「ん? 何で謝るの?」


「いえ だって怒ってらっしゃるし。。」


「何で怒ってると思うの?」


「いえ だって いつものようにしているようで
全然違いますし。。」


「じゃ 怒ってる理由は何だと思うのかな?」


壁を背後にし追い詰められたキョーコが壁に寄りかかると
蓮が真剣でしかも少し冷めたような目で壁に片手をつき
キョーコに問う


「夜 寝る前に 上の空で。。」


怖さもあるがこの雰囲気が痛く

顔を下に向け涙を堪えながら答える


「うん 半分あってるけど肝心なところはどうだろう?
分かってるのかな?」


「もし君が 夜の相手をと思ったのなら違うから」


え。。 違うの? じゃ 何で。。。


「今まで散々やっておいて

こういうのもおかしいかもしれないけど
俺 そこまで飢えてないし それ目的ではないから」


「はい。。 」


かなり失礼な事を疑ってしまった
回数的に言えば多く感じるのかもしれないけど
私達はそういう欲ってだけでは片付けられないと思いがある
他は。。。 考えられるとしたら


「京子になるについて 相談をしなかった事。。」


「まだ正解とは言えない」


他に何があるのかが分からなく堪えていた涙を流ししゃがみこむ


「君には分からないと思うよ・・・」


君には分からない....


「そんな。。。」


言葉もさることながら声も気になり

顔を一瞬上げると蓮が寂しそうな顔をしていた

どうしてそんな顔をしてるの?


「これ以上すると嫌われそうだから 俺の方から折れるよ・・」


「え。。 でも 私のせいだし。。」


「でも 分からないでしょ?」


「ごめんなさい。。」大粒の涙を流す


蓮がしゃがみこみ「ほら 首に手を回して」


言われたとおり蓮の首に手を回すと抱きかかえ
そのまま蓮の上に乗ったままソファーに座り
キョーコの頭を撫でながら口を開く



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