「キョーコ すぐにでもシャワーで温めた方が」


「はい すいません。。 お言葉に甘えて。。」


キョーコが着替えを持ちシャワーに向かう


足先とか感覚が。。

シャワーを済ませると浴槽にお湯を張り温まる

あったかい。。出たくないな~


いつもと比べると若干時間がかかっているため
心配になった蓮がお風呂場に向かうと
寝る寸前のキョーコが居た


「寝ると溺れるよ?」と笑うと


「あ。。すいません シャワーだけだとまだ寒くて
浴槽に入ったらついウトウトと。。今出ますね」


蓮が部屋に戻るとキョーコが浴槽から出て着替えをし
部屋に戻ってきた

今度は蓮がお風呂に向かうとその間に髪を乾かし
寒くならないうちにキョーコが布団の中に入っていた


しばらくすると蓮も出てきて髪を乾かすと

「早いね もう布団の中に居る」と笑った


「やっと温まったのに もう寒くなりたくないので。。//」


部屋の明かりを消し蓮も布団の中に入ると
キョーコを抱きしめ


「そうだね 見知らぬ土地で言葉もあまり通用しないところで
風邪ひく訳にもいかないしね」


「明日はもう帰るんですか?」


「撮影の結果によっては取り直しもあるみたいだけど
午前中に連絡あるし OKだったら午後の便で帰る?」


「そうですね 観光目的ではまだ見てみたいところですけど
帰ってからまだ仕事ありますし ここでのんびりも出来ないので
帰りましょうか」


「そうだね それこそ本当に風邪ひいたら困るし
そうしようか」と微笑み


「それなら明日 早起きしておいた方が良いかもね」


「そうなんですか?」


「午後4時くらいの飛行機に乗って
LAX着くのが夜7時くらいになるから あまり飛行機で寝ると
LA着いた時夜で時差ボケきついかもしれない」


「今から長い時間寝ることも難しいし
早めに起きて昼寝程度しておくか
飛行機乗ったらすぐ寝てもすぐ起きるようしないと」


「難しいですね。。」


「そうだね」


「フライト時間はどのくらいなんですか?」


「たしか12時間半くらいだったと思う」


時間を考慮し寝る事にし翌日早い時間に起床することにした

翌朝 ホテル内で朝食を取り部屋に戻ると
B社からの連絡を待っていた


というのも映像のチェックでダメ出しがあれば
取り直しもあるので

そうなれば今日帰国の予定がずれるからだ


そしてチェックアウトの1時間ちょっと前に電話があり
取り直しは無くそのまま帰国するOKが出た


チェックアウトの時間にB社のスタッフが向かえに来ると
フライトの時間までにかなり余裕があるため
市内の観光を回ってくれPM 4:00前の飛行機に乗り
短い間だったがドイツを満喫した2人がアメリカに戻った


PM 7:00過ぎにLAXに到着するとすぐ様自宅に帰る


「夜に着くって 時間合わせるの難しいですね」


「あと数時間で就寝出来る?」と笑う


「今の時点では難しいですね」と苦笑いをした


夜に着くということで飛行機内では
寝て時間を過ごす事をせずに時間を潰していたが
いざ帰って来ると眠さは全く無かった


一応CM撮影が無事に終わり予定通りに帰宅したことを
事務所に連絡をいれ 記者会見の日程を聞く


「映画の記者会見 ハリウッドスタジオ内で
1週間後にあるみたいだよ」


「そうですか やっと本業の仕事再開ですね」


「俺は敦賀蓮
キョーコはシルヴィアで会見っていうことになったから」


「京子じゃなくて良いんですか」


「そうらしい 撮影でシルヴィアが日本人に扮し
敦賀蓮がアメリカ人になるみたいだよ」


「何かややこしいですね」と笑った


「まだ台本も貰ってないし どんな風になるのか楽しみだね」


「そうですね」


2人とも芝居という仕事が久しぶりだったため
撮影に入るのが待ち遠しく
特にアメリカという国での撮影がとても楽しみだった


そしていつもの生活に戻り1週間が過ぎた


「お母さんは来られないんですね。。最近全然会って無い」
キョーコが寂しそうに言うと


「あの人もモデルと俳優と忙しいからね 撮影で会えるよ」
とキョーコの肩を抱く


そして会場に着くと

「私 こんな大きな記者会見って始めてで。。。」

キョーコがいつもに増して緊張をしていた


「俺も日本の映画の記者会見はあっても
国際的な映画の記者会見は始めてだから緊張するな」


「そんな余裕の顔してて 信じられない」とキョーコが笑った


2人会場入りしLME社員の社・松島主任も来ており合流する


「お久しぶりです」蓮が2人に挨拶をする


そしてキョーコは言葉は出さず微笑む


「俺はついこの間会ったけどな」と社が笑った


「とうとう今日が来たな 会社の命運もかかってるし頑張れよ」
松島が蓮に念を押すと


「ただでさえ緊張してるんですから辞めてくださいよ」

と苦笑いをする


キョーコが蓮に耳元で用意をするのに楽屋に行く事を言うと
おでこにkissをし行かせた


蓮も用意をするのに楽屋に入るが2人も入ってきて
話しながら蓮は用意をする


「彼女すっかり前とは変わったな」


「あぁ そうですね 慣れたもんですよ」と蓮が笑う


「俺なんて最初全く分からなくて戸惑ったし」と社が笑う


「蓮はともかく彼女がこんなに大きくなるとは正直思わなかったな
椹主任が一番驚いてたし」と松島も笑ってた


「彼女は俺なんか比べ物にならないくらい
これからもっと凄くなりますよ」


「蓮のマネやってる時に何度と彼女の変身見てるけど
どれも分からなかったしな・・ あれは凄い武器だよな」


「そうですね 正直俺も何度か驚かされました」

と蓮も思い出し微笑んだ


そして2時間後 記者会見が始まった



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