「おかえり キョーコちゃん」と社が言うと


「おかえり」蓮も言う


早速 蓮がシルヴィアを呼び自分の膝の上に座らせ
シルヴィアの髪を撫でる


「髪痛まないかな・・」と言っておでこにkissをする


「サロンで定期的にトリートメントしてもらおうかな?
自分だと上手く出来ないし。。」


「その方が良いかもね」蓮が微笑み


まだ時間が残っていたので軽く昼食を取り
その後は 社の英会話の練習にと3人で会話をしていた


「俺 蓮とこんなに会話したの初めてかもしれないな・・」


「そういえばそうですね いつも移動中に次の仕事の話とかで
無駄話のようなのはほとんどしなかったですね」と蓮が笑う


「仕事以外もあるぞ? キョーコちゃんの事」

と言って社が笑っていた


「え? 私の事? 何話してたんですか。。」

疑うような目つきで2人を見ると


「いや 変な話じゃないから!」と社が慌てていた


へたれだった蓮の事を説明していると
CM(自動車会社)の人たちが来て今日2度目の会議が始まった


まずは自動車会社の人たちがどんな車なのか
動画を流しながらプレゼンをしコンセプトを伝えた


CMを頼んで来た会社はドイツに本社を置く高級外車のメーカーで
ドレスアップした2人がパーティーに向かうような服装で
車に乗り込むのと降りる2パターンのCMで撮影は海外だった


午前中と同じで蓮がシルヴィアの通訳をし


「彼女が着るドレスはあまり露出の多いのは避けてください」
と蓮がメーカーに伝えると


シルヴィアが「?」という顔をすると


同じ事を英語でシルヴィアに言うとシルヴィアが微笑み
蓮が髪を撫で頬にkissをした


やはり今回もこの2人のラブx2ぶりにメーカーが
顔を赤くし見ていた


そして細かい設定などは社がメーカーと話し合い
あまり時間もかからず決まった


メーカーの人たちが立ち去ると
社に蓮たちが滞在中のスケジュールを聞き確認をここでし
今日の仕事は終了し蓮たちは社長宅に向かった


というのは
滞在期間がそう長いものではないため
材料を買って自炊も難しいということで飲食は社長宅で
済ませる事になった


蓮たちが食事をしている間に社長が戻ってくる事は無く
蓮たちは食事を済ませると自宅に戻った


リビングで2人のんびりとしていると


「急に 忙しくなりそうだね」


「そうですね。。。時差ボケで体おかしくなりそうですよ」
と笑う


というのも
2,3日中にジュエリーのCM撮りをし
その後一旦LAに戻るが
車のCMのためにすぐヨーロッパに向かわないといけない
そしてCM撮影が終わるとLAで映画の記者会見があるだ


「キョーコが心配だな・・・」


シルヴィアを膝の上に乗せ抱きしめ蓮が言う


「私は大丈夫ですよ? 蓮は大丈夫?」


「こっちに居る間は蓮なんだ」と笑い


「前みたく不健康じゃなくなったし大丈夫だよ」
と言ってキョーコのおでこにkissをした



そしてCM撮影の日
朝から某撮影スタジオで撮影が始まる


イブニングドレスを着たシルヴィアと
タキシード姿の蓮がスタジオに入ってきた


あまりの違和感の無さと板についた姿を見て
スタジオ内がため息をつく


「蓮 素敵」とシルヴィアが蓮に微笑むと


「君こそ」と言って腰を抱き寄せ首筋にkissをした


「おいおい・・本当にどこでも見栄えないな・・
お前達」と社が呆れていた


そして撮影が始まった

まずは2人の手だけの撮影で
手を絡ませそこにネックレスをかけているものや
指輪をはめる手だけのもの


いくつかのパターンでの撮影をし
一旦休憩を入れるが次は2人で顔出しの撮影が始まった


膝から上までが写っているようなアングルで
指輪をプレゼントするものや
ネックレスをプレゼントしつけてあげるもの


その後は腰同士で抱き合い見つめるものや
指輪をつけたものは指輪がアップではあるが
首と顎が写っていてkissをしているように見えるものなど

これもいくつかのパターンを撮影した


色んなアングルで撮っていたため
朝から始まった撮影が夜までかかっていた


「「「おつかれさまで~す」」」

ようやく撮影が終わった


シルヴィアの腰に手を回した蓮が楽屋方面に歩き出し


蓮と社は

「「おつかれさまでした」」とスタッフなどに軽く挨拶をする


京子ならばいつもはスタッフ全員に頭をきちんと下げ
挨拶をして回るのだがシルヴィアな彼女は
顔を見て目が合うと微笑むだけで挨拶を済ませ
蓮と社と楽屋に向かって歩いていた


各々楽屋で着替えを済ませ

キョーコのところに女性のスタッフが

衣装などを引き取りに来る


英会話というよりも

英単語を並べたような言葉で話しかけてきたので
衣装などを渡すとハグというよりも
向かい合い肩に手を乗せ頬同士をあて挨拶をする


頬を染めたスタッフを置いてシルヴィアが楽屋から出てきた


楽屋の外には蓮たちが待っていて
シルヴィアが出てくると

蓮がすかさず腰に手を回し口にkissをした


「それじゃ行こうか」

と蓮が微笑み3人はスタジオを後にした


社はまだ会社に用があるというので
日本での仕事を終えた2人がまたの再会を約束し
社を事務所まで送ると2人は社長の家へと向かった


「2人ともお疲れだったな」


今日は帰宅していた社長に声をかけられる


「お疲れ様です」シルヴィアの姿のキョーコが挨拶をした


「これからが更に大変そうですけどね」と蓮が苦笑いをした


「いつ日本経つんだ?」


「早いうちに越した事は無いので明日にでも帰ろうかと」


と社長に言うとすぐシルヴィアの顔を見て微笑む
それを見たキョーコも微笑んで返した


社長も混ぜて3人で食事を済ませ
足早に蓮とキョーコは家に戻りシャワーを浴びると
帰国の用意をする



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