「私髪も長くなったし 久遠の反対に染めようかな?」


胸に寝かせたキョーコの髪を撫でながら


「反対って?」


「元は黒髪の私がブロンド 久遠はブロンドが黒髪?でしょ」
と笑う


「あぁ でもシルヴィアの出番が多いとなると
それも良いかもね ただ髪が痛まないかな・・」


キョーコの髪を撫でおでこにkissをする


「やっぱり痛むかな。。」


「俺は色を落とすんじゃなくて染めてるけど
キョーコの場合は色を抜くから 痛むよね」


髪の話をしながら明日に備えて寝る事に


「おやすみ」蓮がキョーコにkissをすると

「おやすみ 久遠。。」蓮の胸にkissをし寝た


翌朝シルヴィアと蓮で用意をすると
駐車場に停めてある蓮の車で

途中朝食を食べ事務所に向かった


「やっぱりこっちのお店に入ると目立ちますね。。」


「そうだね 向こうだとうちらは無名なのもあるけど
スターでさえ人が群がるまでいかないからね」


2人ため息をつき事務所に到着
駐車場に車を停めると手を繋ぎ事務所に入る


今日はCMを撮る会社との打ち合わせを

事務所で行う事になっていた

そこへ

「おっ 蓮! えっと・・」


「社さんお久しぶりです! 彼女はシルヴィアですよ」と微笑む


「あぁ そうそうシルヴィア久しぶり!」


(社さん おはようございます)
とキョーコが耳元で日本語で話しをし微笑んだ


「日本に居る間は 俺が蓮たちのマネージャーなんでよろしく」


「それは助かります」


会議室に話をしながら向かうが
日本語が分からない設定になっているシルヴィアは
会話には参加しないで聞いているだけだった


「そうそう お前達が日本立ってから大変だったぞ」


「何がですか?」


「敦賀蓮の恋愛スクープ」と社が笑っていた


「あぁ すいません」と笑い


本当は意味も分かっているシルヴィアに英語に訳し話しをすると
それを聞いて笑い蓮がおでこにkissをした


「すっかり板になってるな・・そのコミュニケーション・・」


「そうですね 毎日こうなんで」と嬉しそうに笑う


「そうそう 俺も今 この年で英語習いに行ってるんだ・・」
と社が苦笑いをする


「へ~ 出来たら楽ですね 最近日本はハーフタレント多いし」


「まぁ そういう奴らは日本語しゃべれるけどな」


そこでシルヴィアが蓮に英語で話しをすると


「社さん
シルヴィアがいつでもアメリカにPCで話しかけてくれれば
英語の練習の話相手になりますよって言ってますよ」


「WEBカメラとマイクか!
俺仕事の終わり時間が決まってないしそれ助かるな・・
実際中々学校にも行けてないし」


「俺も居ますから いつでもどうぞ
しかもPC2台こっちで使えば3人でしゃべれますし」


「何か楽しそうだな・・
何よりも日本語と英語が達者なだしな 今度買っておくよ」
社が嬉しそうだった


そして会議室前に到着をすると
すでに待っていたCMの会社の人が来ていて
蓮がシルヴィアの椅子をひいて座らせると自分も隣に座り
手を繋いでいた


今回午前中に話し合った会社はジュエリー販売会社の方で
午後には自動車会社の人が来る事になっていた


「今回撮りたいCMは男性が女性に指輪を贈るシーンと
ネックレスを贈るシーンを敦賀さんとシルヴィアさんで
撮ってもらいたくて来ました」


どんな感じになるのかをプレゼンで見せられ
質問などは蓮と社が行い
相手会社の会話を蓮が英語でシルヴィアに話しをしていた


「ねぇ蓮 前は私がそれをしていたのに
今度は蓮がする番になっちゃったね」と蓮に笑うと


「そうだね 今度は俺が通訳係だよ」と笑って頬にkissをした


そんな雰囲気の2人を目の当たりにした相手の会社の人達は
少し赤くなりながら自然にkissをする2人に見惚れていた


「あの・・敦賀さんはkissシーンをCMでってOKなんですか?」


「あぁ 敦賀は大丈夫ですが放送大丈夫ですか?
最近は結構そういう部分は厳しくなっていますが」


「ギリギリで見えない感じで 今 しているんだろうな・・
っていうのが良いかと思いまして」


「僕もシルヴィアも大丈夫ですよ 他の会社で撮ってますから
その代わり あまり彼女が露出するような服はNGです」


「事務所の方針なんですね 分かりました」


「いえ 俺が嫌なだけです」と蓮が笑って答える


これを聞いてシルヴィアと社がツッコミそうになるが
ここは抑えた


「蓮。。何言ってるのよ。。//」


「君の肌をそんなに簡単に見せるわけないだろう」
頬を撫でるとおでこにkissをした


「あぁー・・ そうなんですね 分かりました//」
担当の人も顔を赤くしていた


他に撮影日程などを決め2時間もかからず会議が終わった


そしてCM会社の人たちが全て部屋を出て行くと


「髪の毛染めたいんだけど どこでやろう。。」


「社さん 午後って何時からなんですか?」


「えっと3時過ぎだと思うから 5時間近く時間あるぞ?」


それを聞いて蓮が社長に電話をし
シルヴィアの髪について話をすると


「あぁ テンなら今居るから今やっちまえば良いんじゃないか?」


という事で社長室に向かうとミューズが来ていて
急いでキョーコをシルヴィアにするために取り掛かる


「お久しぶりね~ キョーコちゃん」


「ミューズお久しぶりです 忙しいところすみません。。」


「良いのよ! どうせ暇だったし」

と微笑み急いで色を作りブリーチとカラーを始めた

数時間経ち ようやくカラーリングが終了した


「こんな感じでどうかしら?」


「ありがとうございます
これでウィッグを被らないで良いし楽になりました」
とキョーコが喜んでいた


ついでにメークも直してもらい待っていた蓮たちの元に
キョーコが戻ってきた



-------------------------------------------------------