車に誘ったが 首を振って乗ってくれない
「もう 俺の車に乗ってもらえないのかな」
「元々乗らせてもらっているのもおかしい話でしたし
彼女にも悪いのでこれからはもう乗る事はないと思います」
蓮の心が酷く痛む
まだ早いだろうと まだ先輩後輩のままで行こうと
それで今は満足をし のちのち必ず告白をするつもりでいたのに
自分からその仲を壊してしまった
「お話があるのなら ここで聞きます」
「分かった・・」
立ったままでは上からの声でもっと見てもらえないと思い
跪きキョーコを少し見上げるようにして蓮が話し始める
「俺 最上さんの事がずっと好きだったんだ」
? キョーコは聞き間違いかと思いそのまま聞いていた
「この間 たまたま部室の前を通りかかった時に
話声が聞こえてきて 彼氏って聞こえたんだ・・」
「ショックだった・・それでまずは聞こうと思って
夕食作りに来てもらってその時にって思ったんだ
だけど聞く勇気が無かった」
「それでこの間の楽屋は.... もう嫉妬でおかしくなってたのか
彼氏について聞く事は出来たけど俺と同じ青い目で外国人
頬と口にって聞いて君の意思も聞かずに無理やり・・本当にごめん・・」
私に彼氏が出来たと しかも外国人だと思ったって事?
それより俺と同じってどういう事?
「もうあれで俺は君に嫌われた もう話しもしてもらえない
ここ数日間ずっとそればかり考えてて
さっき番組で一緒になったあの女性が誘ってきたから
話をあまり聞かずにOKをしてしまって車に乗せてしまったんだ」
「許して欲しいけど無理だよね
でもこれからも声をかけて話をして欲しいんだ」
「大好きな いや愛してる最上さんに
これ以上そんな態度を取られたくないんだ
自分勝手だね ごめん・・」
「好きとか愛してるって 本当なんですか?
ここでまた機嫌取りでからかわれても困るんですけど。。」
「からかうわけがない! 本当に君の事が好きなんだ!
信じてくれ・・」
蓮が信じてもらえない事と自分がおかした馬鹿な行動を
反省しうっすらと涙を浮かべ涙ぐんだ声でキョーコの腕を取り
「お願いだ・・ 信じて欲しい・・」搾り出すように声を出す
声に気がつきキョーコが蓮の顔を見る
「敦賀さん。。」
「やっと見てくれたね」
と微笑むと一瞬目が回りガクッっと一気に両膝と両腕を地面につける
「敦賀さん! 大丈夫ですか!」
「あ・・う うん ちょっとクラって・・」
「家上がりましょう」
「いや 良いよ まだ許してもらってないのに
家に入るわけには行かない・・」
「じゃ せめて車に」
「うちで話さない? ダメ?」
「。。。分かりました」
車のドアーを開けるとまださっきの女の匂いが残っていた
「ごめんね・・」
キョーコは後ろの席に座り
それを見た蓮が胸に鈍い痛みを感じながら
車を走らせ自宅についた
「お邪魔します」
いつものようにキョーコが言いリビングに向かい
買い物したものを袋のまま冷蔵庫に入れた
「俺 どこまで話ししたんだっけ・・ダメだ頭が回らない・・」
「私の事好きって 本当なんですか?」
「本当だよ それもだいぶ前から君を愛してる」
「気づいたのはDARK MOONの時
美月に対する恋心が演じられなかった時」
「あの時まで俺は過去恋愛をしているつもりでその役も出来ると
そう思い込んでやったけど全く演じられなかった」
「そこで君が美月をやってくれたよね?
あの時に分かったんだ 最上さん 君の事が好きなんだって
その後演技テストで君を思い演じたら合格出来たんだ」
「そんな頃から。。」
「それとヒール兄妹
あれは俺の闇の部分を止める事が出来るのが
俺の愛した君だけだって・・・
それで社長が君を妹としてつけてくれたんだ」
「君がまだ恋愛に対する傷が癒えてないと思って
ずっと隠し でも抑えきれず何度かここに来てもらったり
カインとして君に触れていた」
「許すも許さないも無いんですけど。。 私ショックだったんです
今まで敦賀さん女性との噂全く無かったし
だから自分で勝手にあの車って自分しか乗った事ないんじゃって」
「うん その通りだよ 女性は君しか乗せてない
俺が勝手に思い込んで嫉妬なんてしなければ
今日乗せる事もなかった」
なんだか辛そうに話す蓮を見て
「敦賀さん寝てください 本当に倒れちゃいそうですよ」
「いや これも俺が勝手にここまで追い込んだだけの事だから」
「何したんですか?」
「何もしてないよ ただ君の事ずっと考えていて
ヒール兄妹の後からまともに寝れなくて
ここ数日は全く寝れなくて・・」
「何やってるんですかっ 寝てください!」
「今日を逃すともう君とは修復出来ないと思う
だからそれは出来ない」
「どうしたら寝てくれるんですか?」
「今までのように話してくれる?」
「はい。。」
「俺の事 許してくれる?」
「はい」
「俺の事 愛してはもらえないかな・・これはダメかもね」
「はい」
「ぇ?・・ どっちのはい?」
「愛します。。」
蓮の思考が更に停止しそうだった
「ほんと? 今俺がこんなんで同情してるの・・・ 」
「私も敦賀さんの事好きでしたから。。」
「えっ・・・ 」
「その話は今度しましょう? 見てられません。。」
「じゃ ヒール兄妹の時みたく一緒に寝てくれる?」
「はい! だから寝てください!」
蓮に肩を貸しベッドに運ぶ
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