更に進むと
「これって京都ですか?」
「そうだね キョーコは居ないけど向こうで撮ったやつ」
「コーン。。懐かしい。。 ありがとう。。」
写真を撫でながら写真の久遠に向かって
あの頃を思い出しキョーコがお礼を言う
それを見て蓮がキョーコを強く抱きしめ
「あの頃に思っていた子とこうなれて本当に夢みたいだよ・・」
「はい。。」
背後から抱きしめている蓮の腕を握り締める
「そろそろかな・・・」
「そろそろ?」
「BJのような俺の時代」
コーンの後はまだそうでもなかったが
どんどんと顔つきなどが変わっていってた
「リック・・・ 」
「もしかすると この人が前聞いた。。」
「うん 俺が殺してしまった 親友のリック・・」
キョーコがアルバムを閉じ跪き久遠の顔を抱きしめ
「久遠。。運命って分からないよね
良い運命もあれば悪い運命もあるし。。
彼はどんな人だったの?」
蓮が昔リックに励まされた事やチキンの話をした
「忘れる事は出来ないけど でも悲しむのは辞めないと」
「どうして・・」
「話を聞く限り
悲しみで立ち止まって後ずさりする事を望んでいる人じゃなくて
前向きに考える人な気がするから」
「その通りだよ・・」
蓮をまだ抱きしめたまま頭を撫でながらキョーコが言う
「ね 久遠 こんな事聞いた事ない?」
「?」
「亡くなった人が生まれ変わってこようとしても
悲しんで離してくれないおかげで生まれ変われないって」
「・・・・どういう事?」
「生まれ変わるにはリックじゃなく生まれ変わるじゃない?
生き返るわけじゃないからリックとして生まれ変われないから」
「うん」
「でもそうやって久遠がリックを思いすぎて縛りつけてると
リックの名前を捨てれず生まれ変われないのかも。。」
「忘れない事は良い事だけど 悲しみの念は強いから
縛り付けたりしてないのかな。。」
「・・・俺が邪魔をしちゃってるのかもしれない?」
「私 神の使いじゃないからそうって断定出来ないけど」と微笑む
「久遠 リックのお墓はどこなの」
「ハリウッドのスタジオの近くにある
フォレスト・ローン・セメタリー(Forest Lawn Cemetery)
っていうところにある・・」
「さぁ 久遠立って」
キョーコが蓮に立ち上がるようにさせる
「キョーコ? どうしたの?」
「出かけましょう」
「うん・・?」
元気が無いままの蓮を無理やり連れて出かける
「どこ行けば良いの?」
「昨日行ったファーマーズに行きたいんだけど良いですか?」
「あ うん」
10分もしないでファーマーズに着くと
「そんな久遠が来てもダメだから 私だけで行ってきます」
そんな俺って・・酷いな・・ 蓮が凹んでいると
「おまたせしました さっ そのセメタリー行きましょう」
キョーコが花束を買って帰ってきた
「ぇ!?・・ でも・・」
「先輩にすいませんが ここは彼女して」
と言うと蓮の頬をつねって
「いつまでそんなにイジイジしているんですかっ!
こんな久遠のためにリックは死んだわけじゃないでしょ?
それとも私置いて今すぐ死にますか?」
「そんなっ! そんな事は・・・
少し前まではそれでも良かったけど 君を置いて逝けない」
「でも 今の久遠のままじゃ 私一緒に居れません」
悲しい目でキョーコの顔を見る
「リックは何て言ったんですか」
「自分の人生を 自分のために生きられない奴が大嫌い
立ち止まって悩む暇があったら まず動け
俺に悪いと思うなら 立て 久遠....」
「で 今の久遠は?」
「立ち止まって悩んでいる・・・」
つまんだ指を離し
「リックは今の久遠を望んでいないのは分かるでしょ?
それとも私が死んでもそうなんですか?」
「辞めてくれ・・ 君が死ぬとか冗談でも許せない・・」
「私が死んでも今のまま久遠だったら 大丈夫です
私ならリックみたく見守りません 呪いますから」
「・・・・・」
「あなたが日本に来て成功出来たんだって
リックが見守ってくれてたんじゃないんですか?」
「そうなのかな・・」
「例えば 久遠あなたとこうなる前に私が死んだら
多分松太郎は成功してません 私が呪いますから」
「本当にしそうで何も言えないね・・」
「別に忘れるんじゃないんですよ?
そのどっぷり使ってる暗さが見ててイライラするんです
ホント リックが可哀そう」
「何か似たような事リックに言われたな」苦笑いをした
チキンの時のリックに今のキョーコが似てる
色々と言い方を変えては俺をなだめて
先に進めって言っているところがそっくりだ
「さっ 行きますよ?」
「分かった 行こうか・・」
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リックごめんなさい 勝手に墓地決めました・°・(ノД`)・°・
しかもキョーコ・・ 呪う発言!
生霊を使えるしアリかなって・・・(*v.v)。