ちなみにキョーコは今 グリーン系のカラコンを入れていた
ウィッグを明るい茶髪のロンゲにし
つけまつげをすると外国人?と間違えるような顔に
「うわぁ 凄い似合うね ていうか日本人じゃなくなってる!」
「え?」
とキョーコが鏡を見るとまさにその通りで
すっかり日本人らしさが抜けていた
「キョーコさん スタジオに入ったら日本語はXですから
会話は英語でお願いしたいんですけど」
「はい 分かりました でもどんな感じですか?」
「あぁ 役ですね そうですねちょっと自信に満ちたような
そんな女性をして頂ければ
それといつものようなお辞儀はNGで」と微笑んだ
「そうですね 外国人がお辞儀しませんね」と笑った
そして言われたドレスと靴に履き替えキョーコが完成した
「スタイル良いですね・・ 想像以上です」
「いえ そんな事ないですよ 背も高くないですし」とはにかんだ
そして時間になり呼ばれたのでスタジオに入った
えっ!?相手久遠なの!?
もしかすると言ってた相手って。。私!?
「ばれないようにお願いしますね」
と付き添いのスタッフが耳打ちをする
ちなみにこのスタッフはモデル専用のスタッフなので
同じ事務所でも蓮や社にはモデルとしか思われないでいた
「おい 蓮 相手が現れたぞ」
「ですね 日本人じゃないんですね」
「綺麗な人だな・・ うちの事務所に居たっけ?」
「いえ 僕も初めて見るモデルです」
今まで何度も化けてきたキョーコだけあって
蓮たちもすっかり騙されていた
監督に指示を受けキョーコが動きを覚えていた
英語で
「こんにちわ 敦賀蓮です 今日はよろしく」
「ええ よろしく」
一言挨拶をするとスタッフと一緒に行ってしまった
「蓮 どうだった?」
「どことなく似てるようで でも違うようで・・」
「蓮?」
「あぁ 何でもありません 始めましょうか」
元々蓮の専属ブランドの写真撮影であったため
写真をいくつも撮っていく
その時に何度かキョーコと絡みも含め撮っていた
この腰を抱いた感じ・・似てるんだよな・・
でも顔見ると ん・・
そして海外用のCMでダンスをするシーンに入った
まずは色々な角度で何度もダンスをしては撮り
最後も何パターンか撮っていた
そして蓮が嫌がっていたシーンの撮影に入る
唇が重なる瞬間にキョーコが浮かび
蓮がそれ以上出来ないでいた
キョーコのところに付き添いのスタッフが来ると
耳元で会話をしキョーコがウンと頷いた
そしてまた撮影を始めようとすると
付き人が監督のところに行き話をする
そして少し時間をもらえたようで
それを見てキョーコが蓮の耳元で囁く
(久遠 私だから大丈夫)
ハッとした顔をしキョーコを見つめると
(ね 久遠 分かるでしょ?)
(やっぱりキョーコなの?)
(あなたと同じカラコン)と言って微笑んだ
そして撮影が始まると難なくkissシーンは撮れ
角度や唇以外などにもし何枚も撮った
撮影が終わり社のところにも向かい
英語で
「私のこと分からなかったんですか?」
「なんだって?」
「あぁ 私のことわからないのかって」蓮が笑っていた
「綺麗な人だなって 見た事ないなぁって」
と社がまだ分からないでいた
日本語に戻すと
「社さん キョーコですよ?」
「えぇー!! キョーコちゃんなの!?
キョーコちゃんの変装は芸能界一だな・・今度は外人か・・」
「いつも可愛いけど 外国人風も綺麗で素敵だね
しかも靴のおかげでしやすい」
蓮がキョーコに見惚れておでこや頬にkissをする
「ダメですよ 周りが見てます」
「もう良いよ ばれても」そういうとキョーコにkissをした
『珍しくない?敦賀さんがモデルにkissしてる!』
『やっぱり外人の綺麗なモデルとかが好みなのかー
道理で噂が無いはずだよね』
そこら中で噂が飛び交っていた
「おい蓮 やりすぎだって」
「良いじゃないですか 自分の彼女?いや嫁にkissしたって」
蓮の唇に手を当て
「社さんが困ってますよ? 家に帰ったらね?」と微笑むと
「ああ 帰るのが楽しみだよ」と言って耳元にkissをして離れた
こうして実は長い時間かかった撮影は終了し
蓮の仕事も一段落した
蓮が急いで家に戻ると
「キョーコ・・ 何で教えてくれなかったの?」
「えっと 社長に言わないでって言われてて
私もスタジオ行くまで相手もどんなのかも知らなかったんです」
「そっか・・ でもまた違った美しさの君が見れて嬉しかった
しかも公でのkissシーンが君で良かった」
「日本人に扮してる敦賀蓮に対抗して
私は外国人風にしてみようかな?」と微笑んだ
「そうだね 人種を変える俳優は少ないだろうし
うちらの売りかもしれないね」と笑っていた
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