染物工房をしている家の長女として生まれた更紗(キョーコ)は
最近は安価で作られ出回っている布に押され気味の染物を
どうにか復旧しようと学校に通いながら模索する
そして古い考えの父親は古来からの染物にしか興味が無く
このまま染物は続けていけないならそれで終わらせてもと
そういう考えでいた
その父親と今日は意見の食い違いで衝突をし腹割った話を
父と娘でする撮影であった
衝突したままではなくその後は和解をし親子で頑張って行こうと
親子愛も描かれる
現場は鴨川のほとりで同じ敷地内にある自宅と作業場
始めは作業場での衝突
それだけでは済まず自宅に戻っても親子での言い合いが続く
この時のキョーコの心境は多分......
実の母親に対する不満などが出てしまい
言葉を出せば出すほど涙が出てくる
実の母親に言いたくても聞き入れてもらえなかった子供の頃
それを思い出し悔し涙を流し演技を進める
あまりの迫力と感情に監督やスタッフが引き込まれる
見ている人は凄い演技だ 素晴らしいと思って見ているのだが
キョーコを知る蓮と社だけは心配で見ていられなかった
「最上さん・・」
「キョーコちゃん大丈夫なのかな」
父親との壮絶バトルは台詞の流れで場所変えなどもあり
長い撮影となった
親子バトルは終わりキョーコが戻ってきた
心配をしている蓮と社がキョーコを出迎え
蓮が肩を抱き
人の目の丁度死角になっている場所に連れて来ると抱き寄せ
「大丈夫?」
「はい。。」
「お母さん思い出した?」
「敦賀さんには分かっちゃうんですね」
と上手く笑えない笑顔でキョーコが答える
「今は少し落ち着かせよう? ここには俺も社さんも居るから
大丈夫だよ?」
と微笑むとキョーコが蓮の背中に手を回し頬を胸に寄せる
蓮も腰と頭を抱きしめキョーコの頭に頬を摺り寄せる
社が見張りをしていてくれて
撮影のタイミングが来れば教えてくれる事になっていた
蓮がキョーコのおでこにkissをし頭を撫でる
「こうしてると落ち着きます。。」
「うん」
「蓮 そろそろみたいだぞ」
「最上さん もう大丈夫かな?」
「はい ありがとうございました」
いつもの笑顔のキョーコに戻っていた
「うん 良かった」と微笑みキョーコのおでこと頬にkissをし
「次は言い合いじゃないからね」
「はい じゃ 行ってきます」
今度は仲の良い親子愛
大丈夫 父さんと母さんが今の私には居る
こうしてこの日のキョーコの撮りは終了し
後は蓮が呉服問屋での日常的な撮影で終わった
「ギリギリで間に合いそうだな」社が時計を見て確認をする
「そうですね これなら7:30の新幹線には乗れそうですね」
ホテルに戻ると3人は急いで荷物を持ち
タクシーに乗り京都駅に向かった
「間に合いましたね」とキョーコが安心した
「乗ってしまえばもう着くまで待つだけだし 一安心だね」
「これも間に合った!」
「ホーム前で居なくなったと思ったら
社さん買ってきてくれたんですか?」
「東京ついてからだとコンビニしか思いつかなかったしね」と笑う
階段下で突然居なくなった社が
3人分のおばんざい弁当を買ってきてくれていた
「さすが社さんですね」と蓮が社に感謝をすると
「今回のドラマで社さんにはお世話になりっぱなしで。。」
と恐縮するキョーコだった
「俺マネージャーだよ? 今回はキョーコちゃんのもね」
と社が笑う
ゆっくりと駅弁を食べながらしゃべっていると東京駅についた
清掃の人にごみを渡し新幹線を降りると
3人で大型のタクシーに乗り最初に社が降りると
次はキョーコの家に向かい 最後は蓮が降りた
蓮は2人を迎えに行った後でも用意が出来るため
家に荷物を置くと車に乗り換え社の家に向かった
「もしもし社さん?
そっちに向かっているのでいつもの場所で車止めてますので
用意が出来たら出てきてください」
簡単な電話をすると次はキョーコにも電話をかける
「最上さん? 今まだ社さんと合流してないけど
合流後そっちに向かうからエントランス前に来てね
多分何十分後くらいに出ればOKだから」
キョーコにも簡単に電話をし切ると
2,30分で社の家の近くについた
「はじめ車気がつかなかったよ」と社がびっくりしていた
「今回 社長から借りた車なんで」と笑う
「これじゃキョーコちゃんも分からないだろうから
ついたら俺が出迎えるな」
「ええ お願いします」
キョーコの家の前に着くと
「あ ここがキョーコちゃんの今の家なのか
すっごく近いな お前の家から!」と(・∀・)ニヤニヤする
「ええ だからとっても楽ですよ」と笑う
「ほぉ 案外素直な答えが返ってきてお兄ちゃんびっくりしたよ」
そしてすぐにキョーコが出てきたがやはり分からなかったので
「キョーコちゃん こっち!」と社が呼ぶ
「あ すいません。。 って車が違うんですね」
社に手伝ってもらいトランクに荷物を載せる
「いつものじゃ使いかって悪いから 昨日文句言ったら
社長に借りたらしい」と社が笑って言う
車に乗り込み
「それで昨日 車の話してたんですね
でもたしかに後ろにドアーあると便利ですね 乗り降りが楽です」
と微笑む
蓮の家に着くと 一応着替えもあるため
またキャリーバックを車から降ろし部屋に向かった
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