「先生 さっき 俺の事すぐ言わないで えっとって」


「少し 意識障害を起こしているのかもしれない
様子を見ないと分からないから 注意してみててあげて」


やっぱり・・「はい」


病室に戻りキョーコに話しかける


「最上さん」


「はい」


「俺の名前忘れちゃった?」


「えっと。。 蓮先生?」


初めて名前で呼ばれた・・ 嬉しいがでも普段呼ばないのに


「ん~ 当たってるけど いつもは別の呼び方だね」


数分考え

「ん。。 つ。。 るが先生?」


「うん 正解」


こうして全てでは無いが忘れてしまっている事を
思い出させるように会話をする

これは記憶にあるんだろうか


「じゃ 君の彼氏は?」


「私 居ませんよ?」


まさかここを忘れられるなんて・・


「俺だよ?」


「先生 冗談はよして下さい」と笑う


「昨日の夜 俺 ここで告白したんだけど」


「本当なんですか?」


「うん」

思い出してくれ・・ 


「ごめんなさい。。 覚えてないです。。 」


しょうがないか・・ その話をしてすぐ手術になったし
思い出してほしい


「最上さん 俺の事どう思う?」


「優しくて 素敵な先生だと思いますよ?
背も高いし」と笑う


「背が高いのなんで知ってるの?」
これは覚えているのか?


「やだな先生 背を比べたじゃないですか」と笑う


「うん そうだね」

君に初めて触れた時だ・・ 覚えてくれたんだと微笑む 


「好きとかは?」


「私。。 一応ですが婚約者居るんでそんな事は言えません」
顔がよく見えないけど 寂しげな声で言う


あいつの事は記憶にあるのか・・
俺の事は記憶に無いのに・・


「婚約者の事 好きなの?」


「いえ。。 子供の頃は好きだったと思いますが
さすがに年を取ってくるとそれが違うって事が分かって
今はそういう感情は一切ありません。。 」


「あれ?私。。 これって前にも話しした気が... 」


「ぇ? 何で!? 好きじゃないんだよね?
帰るとこが無いなら俺のとこに来れば良いじゃないかっ!」


蓮が昨日話した事と同じ事を言ってみる


「あ。。 それも聞いた事が。。」


「昨日 君に告白してその後の会話の中で言ったものだよ?」


「ぇ。。? じゃ告白って本当なんですか?」


「うん そんな事嘘言ってどうするの?」と微笑む


「ごめんなさい。。 大事なことなのに。。 」


「あっ!泣いちゃダメだからね?
少しは思い出した?」


「はい。。」


「それで返事は?」


「私も好きだと思います。。」少し恥ずかしがる


「ありがとう」嬉しくて右手にkissをする


「ぇ!?」


「あー 口にしたいけど まだ頭の事もあるし
嬉しい表現を手にしちゃったダメだった?」


「い。。いえ。。 そういうの初めてで///」


ということはあの男はまだ一切手を出してないのか
蓮が心の中で安心をする


そうだ こんな事より!


「最上さん 左手触るけど良い?」


「あ はい」


座る位置を変え キョーコの左腕をずっとマッサージをする


「感覚 まだ無い?」


「はい」


「じゃ 感覚戻るまで毎日やるから」


「そんな。。 先生大変です! 辞めてください」


「良いんだよ 俺がしたいんだから」と微笑む


先生。。 私こんなに優しくされたの初めて。。



そして翌朝

またしてもキョーコのベッドに頭を乗せ蓮が眠っていた


「先生? 居るんですか?」


左の手は動かす事が出来ないため 頭が触れず
確認が出来ないため 蓮が居るのか声をかけた



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